小物が変わるとこんなに違う。振袖今昔コーディネイト!

  • 投稿日:2020.11.27
  • カテゴリ:

こんにちは!コモノハナの高山です。
最近めっきり風が冷たくなってきましたね。
まだ雪は積もっていないけれど、空気が完全に冬です…
もうすぐ根雪かぁ~と思うとちょっと憂鬱な寒がりです(笑)

 

さて、成人式の準備もそろそろ大詰めの方が多いでしょうか?
今年はコロナの影響で成人式の開催が決まったのが遅く、
準備が遅れている方もたくさんいらっしゃいます。

 

「ギリギリで急遽母のを着る事になったんです…!」
と急いで駆け込まれる方も今年はよくお目にかかります。

 

さらに、「古くて恥ずかしいんですけど…」とおっしゃる方がとても多い。
そんなことはありません!!!
と、声を大にして叫びたい!

 

昔のお振袖ってとっても素敵なんですよね。
現代にはない色使い、柄行き。
絞りなどの細かい技術だって現代でこれをするには難しいだろうなあ…と感動する物も。

 

着るご本人が見て抵抗を感じてしまうのは
もしかして小物がそのままだからではないでしょうか?

小物が変われば振袖の雰囲気はガラリと変わります。
今回は過去と現代、両方のコーディネイトを
見比べていただこうと思います!

 

その前にまず、過去と現代の振袖小物の違いを見てみましょう。
過去の小物は約30~40年程前
新成人のお母様世代の頃に使われていた物を用意しました。

 

髪飾り

昔の髪飾りは振袖を引き立たせるようにボリューム少なめ
小花や玉かんざし、それにホワホワの羽も人気だったみたいです。

 


現在は振袖のゴージャスさに合わせるように大きめが多いです。
可愛らしいちりめん細工や、生花風のリアルなタイプが人気です。

 

半衿
当時は基本、
たまーに白地に小花の刺繍ががあるくらいでした。

 


今の半衿は色、柄と共に豊富です。
振袖に合わせた半衿選びはもはやマストになっています。

 

伊達衿、帯締、帯揚

エメラルドグリーン、鮮やかなオレンジ、朱色…などのTHEビビッドカラー
おそらくこの辺りが一番昭和感を醸し出しているのかも。
帯締は平組も丸組も飾りはなくシンプル。代わり結びも基本なしでした。
この頃は伊達衿、帯締、帯揚の3点を同じ色にする事が多かったようです。

 


現代はカラーバリエーションがものすごく増えました。
特筆すべきは帯締。華やかな飾りをつけ、帯周りを華やかに彩ってくれます。
伊達衿、帯締、帯揚は着物からそれぞれ色をとったり、
どれか一色にはずしを入れたりすると今風な雰囲気が出ます。

 

草履

佐賀錦、エナメルなどの素材が多く鼻緒も同素材。
鼻緒は大体細いです。足元が華奢に見えると細い鼻緒は人気がありました。
…履きなれていないと痛いかも。オシャレはガマン、だったんですねー。

 


一番変わったのは鼻緒の太さ。
太くて当たりが柔らかく、履きやすい草履が増えました。
鼻緒の素材も豊富。エナメルや刺繍の入った縮緬地が人気です。
台も高く、足元のオシャレを楽しみやすくなりました。

 

バッグ

バッグとセットが基本。佐賀錦が人気だったんですね。
薄い。小さい。スマホくらいしか入らなさそうです。

 


バッグは現代になり、とても大きくなりました。
お財布、スマホ、ハンカチティッシュの必須アイテムもバッチリ。
長財布が入るサイズもあります。

 

 

1世代。約30年の間に小物の流行はかなり変わりました。
それを踏まえて、コーディネイトしてみましょう!

振袖、帯も小物同様30~40年程前の物です。

 

 


まずはこちらのお振袖。
朱赤から黒のグラデーションが美しい。
籠目をベースに亀甲、松竹梅、鶴、宝尽くしなど
おめでたいモチーフたくさんなのが素敵です。

 

衿は白。シンプルな帯締めと帯揚は鮮やかな昭和カラー。
できるだけ再現してみました…。

 

ではここで
変~身!!!

 

 


なんということでしょう!(笑)

 

伊達衿と帯揚は松のような濃い緑。
裾の黒とリンクさせた衿、帯締、草履バッグ。
帯締めは飾り付きで体の中心にインパクトを出し、
半衿と草履バッグは着物にも入っている宝尽くしと鶴の柄を入れてみました。

 

だいぶ雰囲気が変わったと思います。

 

お次はこちら。

プリティーなパステルカラーの総絞り。
ここまで豪華な絞りは現代では中々ありません。

 

昭和カラーの小物と、佐賀錦の草履バッグ。
これはこれでクラシカルではありますが…。

 

いきます。
変ッ身!!!

 

 


その名も夢カワコーデ!
振袖の持つ可愛いイメージをそのままに、カラフルな小物を合わせてみました。

 

半衿のアシンメトリーな刺繍。伊達衿と帯揚げには着物の色をそれぞれ取り。
髪飾りと帯留にちりめん細工でイメージを統一。
草履バッグもちりめんを使い、全体的にまとめてみました。

 

上の二つのコーデ、変えたのは小物だけ。
振袖と帯はそのままです。

 

雰囲気が変わったのを感じていただけましたか?

 

お母様やおばあ様、ご親族から受け継いだ振袖をお召しになる方。
来年の成人式に間に合わないかも…!?と焦っている方。

 

大丈夫。まだ間に合います。

 

コモノハナでは大切な思い出の振袖で
素敵な成人式を迎えるお手伝いをさせていただきます!

 

私達からのアドバイスとしては…
可能な限り、現物をお持ちいただくと実際に色々合わせてお選びいただけます。
もし難しければ、お写真でもOK。

 

ご来店の際にご予約は不要です。
ご都合のよろしい時にいらして下さいね。

 

 

 

 

***ニッポンのおしゃれは無限大***

 

和装小物専門店 KOMONO HANA(コモノハナ)

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