江戸小紋フェアは明日から。

こんばんは。

いよいよ明日からです。

KOMON HIROSE 江戸小紋お誂えフェア

10/10㈯~18㈰

※期間中、火・水曜日は定休日通りお休みです。また、10/17㈯・18㈰は19時までの営業です。

そして

【廣瀬雄一さん在店予定】

●10/17㈯ 15:00~19:00 

●10/18㈰ 13:00~16:00 です。

※廣瀬さん在店日のご来店や別注のご相談についてのお願いは、一つ前のブログの最後をご一読くださいね。

 

本日、色々届きました。

人気のストール、たくさんあります!このほかにも!

帯揚も、たくさん来ました。

かわいい、たのしい、エドコモン。

 

さて、前回も申し上げましたが、廣瀬雄一さんの江戸小紋フェア

今年で7年目です。

そんなにたつのか!

 

今でこそ、毎年楽しみ!と言っておりますが

最初の年は、わが店で廣瀬さんの江戸小紋を取扱いさせていただく事に、相当気おくれしたのですよ。

美しい桜。

我が店は、

着物のハードルを上げず、普通の人のライフスタイルで無理せず楽しめる店、と考えていて

(この基本コンセプトは今も変わらないんですよ)

普段の店頭でおすすめしている着物は、正絹の小紋お仕立上り価格で15万円以内で色々選べる。

(この普段の価格帯も、今も変わらないんですよ)

廣瀬さんの江戸小紋は、ちょっとワンランク上の着物です。

といっても

きちんとした手仕事・伝統工芸のものを手に入れようと思ったら、そのくらい。

そんな価格。

ですが

当時36歳(!)の自分には、まだ早い、背伸びした着物、と思いました。

これ、私の。

それでも、ちょっと背伸びして、一枚、本物。

良いものを手に入れて着る、これを気負わずに着られる自分になろう、という

モノのチカラを借りて自分を高める、

そんなことのスペシャル感を、体感したような気がします。

この、廣瀬さんと初めてお会いした時にオーダーして染めていただいた小紋は、自分の人生のタイミングとも重なって、今も自分にはちょっと特別な着物です。

 

なので

うちの店のように、敷居の高くない(小さいビルの2階でちょっと入りずらいけど)カジュアルな店が、伝統工芸の魅力をお伝えしていく事は、意味のあることだと思っています。

 

まあ、そんな私の気持ちの話はおいといて

 

7年の間に

廣瀬さんの仕事もどんどん進化して

同世代の職人さんと、同様に年齢を重ねながら仕事で関わっていく面白さも

体感させてもらってきました。

 

過去に評判の良かったものを繰り返すよりも

どんどん新しい表現を生み出していく廣瀬さんですが

昨年は

パリの大学で講義したり展示したりされていたこともあり

フランスと行き来して生まれた柄や

江戸小紋の落ち着いたイメージとは異なる、大胆な表現

なんというかグローバルなものを感じて、

海外との行き来から刺激をうけているのかしら、という印象を受けました。

 

それが

今年の、この海外どころか国内の移動もままならない状況で

どういう心境で物作りをするんだろう

と、思っていたのです。

 

ちなみに私は、旅先で受ける刺激がなくて枯渇していましたけど。

 

ところが

先日、久しぶりにお会いした廣瀬さんは

世の中の多くの人がネガティブになっていた時にも

ますます精力的に、染めていたみたいです。

むしろ

工房に代々伝わる、膨大な型紙と向き合う時間が出来たり

「物を作ること」に専念できる期間、だったのでしょうね。

 

思えば

四代目である、廣瀬染工場。

私もお邪魔するたびに垣間見せていただく、先人のクリエイティブな魂。

100年前の創業当時に、こんな型紙が残されているのだから

べつに、あちこち出かけて行かなくとも

先人が仕事をしてきた廣瀬染工場、今いる場所の足元に

インスピレーションの源が地層のように積み重なっているのかもしれない。

こんな古い日本家屋。

廣瀬さん本人は、そんなこと深く考えていないかもしれないけど。

先日話して、そう思いました。

 

先人との対話、とか、思います。

べつにスピリチュアルな話じゃなくて

廣瀬さんは、新たなデザインのものも染めるけれど

工房に伝わる古い型紙からも、びっくりするくらい現代的な着物を染めます。

それって

この型紙をデザインして彫った昔の人と、今の廣瀬さんが一緒に仕事をしていること。

これね、吸い込まれそうに美しい1反。

 

はからずも

私も最近、先人と対話中。

実は旧家である、うちの社長のお家の歴史を調べています。

昔の人はすごいなと思うし、昔の人にはかなわないな、と思うのは凡人の自分ですが

過去から受け取る刺激やメッセージは大きい。

 

それをうけとって、そこから新しい何かを作れる人が、伝統を作っていくのかもね

なんて思ったり。

 

長々と書きましたが

全ては私が勝手に思う事。

 

廣瀬さんのほんとのところは

来週いらしたときに聞いてみよう。

 

ではでは

明日よりご来店お待ちしております。

 

衝撃のレオパードストール。カラーバリエーション豊富です!

 

 

※ご来店の際にはマスク着用、入口でのアルコール消毒、少人数でのご来店にご協力ください。

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キモノハナ おあつらえ
札幌市中央区南1西5-6-3 CUTEビル2F
【定休日】毎週火・水曜日
【営業時間】11:00~19:30(月曜日15:00~)
℡(011)522-8736

 

 

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