江戸小紋フェア、終了しました。

三連休最終日です。

昨日10/13㈰をもちまして、

KOMON HIROSE 江戸小紋フェア

終了いたしました。

 

本当に、小さな店にたくさんのご来店、ありがとうございました。

 

台風の影響で来札が心配された、廣瀬染工場四代目・廣瀬雄一さん。

予定変更して前日に札幌入り、無事来ていただく事ができました。

さて、廣瀬さんの江戸小紋に頭の先までどっぷりつかったフェア期間。

廣瀬さんの江戸小紋は

普通の江戸小紋ではなく

江戸小紋のイメージを変える江戸小紋。

ならば

廣瀬さんの江戸小紋の魅力って

いやそもそも江戸小紋らしい江戸小紋って

なんぞや

そんなことを考えさせられた、今年のワタクシでした。

 

一般的に、江戸小紋と言うと渋くて地味なイメージ

鮫・万筋・行儀とか落ち着いた着物が

一般的に思い描く「江戸小紋らしい」江戸小紋。

それに対して

廣瀬さんの江戸小紋は

配色が綺麗で、見たことの無い柄があって、斬新で大胆。

そんな感じで、びっくりします。

 

廣瀬さんに毎年来ていただいて、今年で6年目。

 

はじめの年は、この馬蹄柄のかっこよさにしびれましたね

馬は万国共通のラッキーモチーフ。

 

そして

昭和初期の型紙を現代的な配色でよみがえらせた

女子の心をつかむペーズリー系。

それらが廣瀬雄一江戸小紋の

アイコン的なものとなるのだと思いました

 

 

今に至る6年の間

一つ所にとどまらないのが、廣瀬さんでした。

 

江戸小紋の永遠のベーシック・鮫に別の柄を重ねたり

新しい柄が生まれたり

今年は

江戸と現代が交錯しつつもグローバル。

(なんのことやら、表現力不足)

この鮫によろけ縞も

江戸っぽい粋と、現代的スタイリッシュが表裏一体

すごく、今の、廣瀬さんらしいと思う。

そんな、進化を続けている人です。

 

そして、それらの作品は

奇をてらった新しいものではなく

たしかに

「江戸小紋」です。

 

それは染色技法の定義としての意味だけでなく

その変化し続けるところが

「江戸」のスピリットだと感じた今回。

だってね

そもそも「江戸」の人は

御上からの抑えられた身分社会においても

新しもの好きで、工夫を凝らして日々を楽しんだ、洒落っ気のある人々。

 

いま一般的に思う「普通の江戸小紋」の

決まった柄や配色を守って良しとするイメージは

「江戸」らしくないと思うのです、私。

 

そういう意味で

私は四代目廣瀬雄一という人と、

彼が染める、年々あらたな面白いことを取り入れていく作品に

江戸のスピリットを感じます

その、あたらしさこそが

ただしく

「江戸小紋らしい」のではないかしら。

 

とまあ、染める着物は進化しますが

見た目は全然変わらないわね、この人。

5年前の雑誌を見て思うのです。

ほんと、変わってない。

 

そんなことを考えながら

まあ難しいこと考えなくても

すてきで、たのしくて、着たくなる江戸小紋。

年に一度のスペシャルイベント

また来年も、廣瀬さんには来ていただきたいと思っています!

今年見られなかったという方

いつか欲しいと思っている方

などなど

ぜひぜひ

また来年をお楽しみに。

 

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キモノハナ おあつらえ
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