こんにちは!キモノハナ ポールタウン店、帽子大臣の高山です。
今日、札幌は雪が降りました。今年は雪が遅いと言われていましたが、いざ降り出すと「まだ降って欲しくない~」と思ってしまいます(笑)
そんな年の瀬、最近は卒業式のお問い合わせも増えました。
中でもよくお聞きするのが「私が娘(孫)の着付をする事になって…」というお母様、おばあ様のお話。
卒業式が集中する日は、既に美容室等の予約がいっぱいだったりする事があります。
しょうがない…私が着せるしか…となる事もありますね。
それでも、ご家族に着付けてもらって卒業するのはお嬢様にとっても素敵な思い出になるのではないでしょうか?
今日は基本的な袴の着せ方をお写真でご紹介したいと思います!!
※着物は着せ終わり、下帯と袴をつけていく所から始めさせていただきます。
1、袴の位置をきめる
袴を身体に当て、下帯と袴のだいたいの位置を決めます。
草履の場合は足の甲につくかつかないか。ブーツの場合は足首ちょっと隠れるくらい。
を目安にして下さい。
2、下帯を結ぶ
袴下帯を小さな文庫結びにします。ここで大きなリボンを作ると、袴の後ろ部分が上がってバランスが悪くなります。
同様の理由で、帯も出来るだけ薄く短い物を選んで下さいね。
3、前の位置を決める
いよいよ袴を着けていきましょう。
下帯は完全に隠さず、指一本分くらいをチラ見せします!
1で決めた袴の位置を確認しながら、袴の紐を後ろにまわします。
4、前紐を後ろで結ぶ
前紐を後ろにまわします。最初は文庫の上で一回結んで…
ネジネジを作って文庫を固定し、下から紐を前にまわします。
文庫はしっかり固定して下さい。ここがずれたり下がったりすると、袴がズリ落ちる原因となります。
5、前紐を前で交差させる
前に回した紐を、身体のサイド部分で交差させます。
位置は前巾部分より少し下。この後リボンを作る部分なのでデコボコしないよう気をつけます。
6、前紐を後ろで結ぶ
交差させた紐を後ろに回し、文庫の下でしっかりと結びます。
結んだ後は、帯の中に入れると袴から見える事がなく綺麗に仕上がります。
7、後板を文庫の上にのせる
ここまで来たらもう少し!後ろ部分に入ります。
ポイントは後板を背中にピッと添わせる事。ここが緩いと簡単に袴が落ちてしまいます。
8、後紐を前で結ぶ
後板を背に当てたら、そのまま紐を前にまわします。
5の前紐を交差させた部分に紐を添わせ、身体のサイドで結びます。
リボン結びをし、たらりと下がっている紐は、下から上にくぐらせてリボンの上から垂らします。
これで完成!!!!
さあ、これで卒業式もバッチリです!!
ちなみに、一日に一人は袴のスタッフがいる当店は皆自分で着ています。
「自分で着なきゃいけないの~!!」という方もぜひご参考になさってくださいね!!
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