結婚式に参列!どんな着物を着ればいいの?

こんにちは!コモノハナの高山です。

 

あっという間に6月ですね。
今年は色々なイベントがありますから、ワクワクされている方も多いのではないでしょうか。

 

今月中旬の北海道神宮祭に始まり、道内最大と言われる勝毎花火大会も開催されるようです。
ここ数年、ずっと静かな夏でしたもんね。
「久しぶりに楽しみたい!」と、お店にいらっしゃるお客様も多いです。

 

 

それからもう一つ多いのは…ブライダルです。

「友人の式に参列する事になりました!」
「親戚の結婚式があるんです」
そんなお客様も、先月くらいから増えてきています。

コロナ禍のブライダル事情といえば、
写真のみのフォトウエディングや、家族のみでお式だけというパターンがほとんどでした。
大勢で集まって飲食する披露宴は難しかったのです。情勢的に仕方のない事ではありますけどね。

 

まだまだ以前のようにとはいきませんが、友人関係の方も列席するようになったり、
ある程度の人数で会食する事も少しづつ増えてきたと聞いています。

 

久しぶりのハレのお席で何を着て行けば良いのかお迷いの方も多いと思います。

そんな事情も踏まえつつ、今回のテーマは
参列するお式に合わせての着物と小物選び
で色々ご紹介していきたいと思います!

 

 

 

留袖

既婚のみ(色留袖は未婚でもOK)
フォーマル度:とても高い
新郎新婦との間柄:家族、近しい親族(祖母、叔母など)、仲人
ふさわしい場面:結婚式、披露宴

 

既婚女性の第一礼装と言えば留袖。
新郎新婦さんのお母様がお召しになっているのを見た事ある方は多いと思います。

 

留袖の特徴は以下の通り。
・背中、両肩、両胸に家紋が入っている(五つ紋)。
・柄は裾模様のみ。
・帯締、帯揚げの小物は白、金、銀。帯の間に末広という扇子を差す。
・衿と裾に比翼という重ねを入れる(元々は下に一枚着ていた名残)。

 

画像は黒留袖ですが、色留袖という着物もあります。
こちらは既婚でも未婚でも大丈夫。新郎新婦のご姉妹などがお召しになる事が多いです。

 

ちなみに私も、以前弟の結婚式で色留袖を着ました。

すみません…シワで家紋が見えませんが(笑)

ちゃんと五つ紋入っていましたよ~。

 

髪飾りはどうしよう!?とお迷いなら…

クラシカルな塗りのタイプ。
二連パールや格式の高いモチーフが入っているとなお良しです。

 


他には洋装と兼用でも使えるパールのタイプもオススメです。

 

 

 

 

振袖

未婚のみ
フォーマル度:とても高い
新郎新婦との間柄:家族、親族、友人知人
ふさわしい場面:結婚式、披露宴

 

未婚女性の第一礼装、振袖。
ご姉妹からご友人様までお召しいただけます。
可愛らしい振袖姿は、お式に華を添えてくれますよね。

 

「何歳まで大丈夫なの…?」というお声もチラホラ。
基本的に未婚であれば何歳でも…ですが、悩ましいですよね。
一般的ではありますが、30歳前後くらいを目途に袖の短い着物に…という流れがあるようです。
色や柄にもよりますけどね。

 

髪飾りは「成人式の物をそのまま使ってもいい?」というお問い合わせも多いです。
もちろん大丈夫ですが、あまりにも大き過ぎたり華やか過ぎる物は避けましょう。
自分が主役の成人式とは違い、結婚式の主役は新郎新婦さん。

可愛らしいお花で、少し控えめに装うのが良いと思います。

 

 

 

 

付下、訪問着

未婚、既婚共にOK
フォーマル度:高い(訪問着>付け下げ)
新郎新婦との間柄:親族、友人知人
ふさわしい場面:結婚式、披露宴、二次会

 

ご家族、近しい親族以外のお式はこちらがオススメ。
結婚式以外にもパーティや式典など、フォーマルなお席に幅広くお召しになれます。

 

ちなみに両者の違いはといいますと
・衿から肩にかけて柄が繋がっている。
・共八掛である。(裾の裏地である八掛が、着物と共布になっている)
・柄が全体的にゴージャス。
などが訪問着の特徴です。付下の方が柄があっさりしている事が多いです。
格式は訪問着の方が少し上になっています。
最近は、境目が曖昧になってきていますので一概には言えない所ですが。

 

髪飾りも選択肢色々。

留袖と同じく、パール系のかんざしや、塗りのかんざしだと留袖より少し控えめなデザイン。


お若い方でしたら、小ぶりなお花で華やかさをプラスしても良いですね。

 

着物通な雰囲気を出したいのなら

パールやラインストーンの帯留を付けても素敵です。

 

 

 

 

色無地、江戸小紋

未婚、既婚共にOK
フォーマル度:やや高い(紋が入ると格がアップ)
新郎新婦との間柄:親族、友人知人
ふさわしい場面:結婚式、披露宴、二次会

 

色無地は読んで字のごとく、無地の着物。
江戸小紋は一見すると無地に見えるくらい細かい柄が入った着物です。
家紋を入れるとフォーマル度がランクアップ。(背中に一つ紋を入れる事が多いです)
一般的にシックで落ち着いた雰囲気になります。

 

ちなみに江戸小紋には色々な柄がありますが、特に格の高い柄の一つが

こちらの鮫小紋です。
鮫のウロコを表していると言われており、厄除けの意味があるとか。

 

髪飾りや小物は、付下や訪問着と同じような感じで大丈夫です。

少し遊びの利いた髪飾りでも、着物のシックさが際立って素敵かも。

 

 

 

 

小紋

未婚、既婚共にOK
フォーマル度:低め
新郎新婦との間柄:友人知人
ふさわしい場面:披露宴(レストランパーティなど)二次会

 

小紋は全体に模様が散った着物です。
分類的にはカジュアル。お食事会や街歩きなどにオススメです。

 

結婚式等に着て行きたい場合は…。
・無地の割合が大きい飛び柄、もしくは華やかな古典柄をチョイス。
・帯は袋帯。半衿、帯締、帯揚などの小物もフォーマル向けを。
など、柄や帯、小物でキチンと感を出していきます。

 

ただ、最初に申し上げた通り、あくまでカジュアルですので…。
友人、知人のガーデンパーティーやレストランウエディングなど比較的軽めのお式。
他には二次会などでのご着用が良いかと思います。
格式ある式場やホテルでのお式などは避けた方が無難かも。

 

髪飾りや小物は、帯や小物に合わせてキレイ目に。
訪問着、色無地と同じように考えていただいてOKです。

二次会などで少しくだけても大丈夫なら

塗りの玉かんざしなんかも可愛いですね。

 

 

 

以上、結婚式の参列で着用される事が多い着物をまとめてみました。

 


ちなみに、フォーマルな場面の帯は全て袋帯です。
二重太鼓や代わり結び。着物や着る方の雰囲気に合わせてお選び下さいね。

 

画像の下に表記しましたが、参列される式の内容、新郎新婦との間柄で選ぶ着物は変わってきます。
ぜひ、ご参考になさって下さいね。

 

 

 

 

そして最後に。ブログをご覧いただいた方へ高山からお願いしたい事があります。

 

今回のブログは、コモノハナのある札幌周辺の結婚式での傾向をまとめてみた記事です。
こういった結婚式のルール、マナーなどは地域や年代によっても大きく違う事が多いと思います。
なので、ご自身の知っている知識と違う!という事があるかもしれませんが、
まずは一度受け止めていただきたいのです。

 

同じように、周りやSNSの投稿で違和感を感じる事があっても。
「間違っている!」と憤らずに、まず一度受け止めてみましょう。
どうしても着たかった思い出の着物かもしれません。新郎新婦さんたっての希望かもしれません。
もしかして、ちょっとしたドラマがあるのかもしれませんものね。

 

マナーとは、思いやりを持って、相手に敬意を払うために学ぶもの。
他人を糾弾するために使うものではないと私は思うのです。

 

一番大切なのは新郎新婦さんの幸せを願う気持ちです。
その想いを忘れずに、素敵な着物姿でお式に参列できる事を願っております。

 

もし迷われた際は、ぜひコモノハナにご相談くださいね♪
スタッフ一同、お待ちしております!

 

 

 

 

 

 

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和装小物専門店 KOMONO HANA(コモノハナ)

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