着物雑学帖18 祭りについて

こんにちは!コモノハナの高山です。

桜が咲きましたね。
私の住んでいる所はもう葉桜になりましたが、毎日ワクワクしていました。
どんどん暖かくなり、お出掛けが楽しくなりそうです。

 

さてさて、毎月15日は

着物雑学帖の日!!

 

今回のテーマは…お祭りです。

実は今年は札幌近郊のお祭りがたくさん、再開されるそうです。

北海道最大のお祭りと言われる

6月14日~16日の北海道神宮祭

も、開催予定なんですよ!!
※2022年5月15日現在

 

浮足立った高山は、一足お先にお祭りの事を色々調べてみました。
祭の成り立ち、お祭りグッズについて語っていこうと思います。

 

 

 

 

最古のお祭り!?天岩戸でダンシング!

お祭りの起源を遡っていくと、神話の時代になります。

 

太陽神であるアマテラスオオミカミが、弟のスサノオノミコトの乱暴さに怒り
天岩戸という洞窟に引きこもりました。

太陽神がいなくなるという事は、日が差さなくなります。
気温は下がり、作物も育たない。大ピンチです。


なんとかしようとした神々は、天岩戸の前に集まり宴会を開きます。
アマノウズメという女神様が踊りを披露した時、宴は最高潮。
一体何事!?と隙間から覗き込もうとしたアマテラスを全員で引っ張りだし
無事日本に太陽が戻りました。

という逸話が、お祭りの起源とされているそうです。

 

 

 

 

 

お神輿に乗っているのは…?

祭の語源は「まつらふ」(奉るの未然形)
神に供物を捧げ、豊穣や健康を願う儀式とされていました。

 

その神様のご利益をより広く行きわたらせる為、移動手段を考えました。

それがお神輿
※こちらは2018年の小樽ゆかた風鈴まつりの物です。
身分の高い人が移動する際に使う輿(こし)に神を合わせた、
ご神体を載せて運ぶための物です。
神様のマイカーですね。
お神輿はかなり歴史が古く、奈良時代頃からあったと言われています。
それから長い年月を経て、華やかな装飾がされたり、豪華な山車が加わったりと
近隣の幸福を願う物から魅せる物へとお神輿は変化していったのだろうと思います。

 

 

ちなみにお神輿を担ぐ際におなじみの法被
元々は江戸時代に火消や職人などが身につけていたそうです。

半纏と同一視される事も多いですが…長さが違います。
半纏の丈は短く、羽織のように胸紐で留めます。
法被は丈が長めで、着物のように帯を締めるのです。
お祭り会場で見つけた時は、どちらかチェックしてみると面白いかもしれません!

 

 

 

 

北海道神宮祭について知ろう

さて、冒頭にもお話した北海道神宮祭。
開催されるのは約2年ぶりという事もあり、とても楽しみです。
※5月15日現在の情報です。

 

ここでちょっと、北海道神宮祭について深堀りしてみたいと思います。

 

北海道神宮祭は、別名さっぽろ祭。道内最大のお祭りと言われています。
明治4年に始まったとされる、道内では歴史あるお祭りです。

 

現代はメイン会場である北海道神宮と、出店が立ち並ぶ中島公園との2会場で開催されます。

 

ちなみにこちらは中島公園会場。2019年の時の写真です。
(一緒に写っているのは妹です。シャイなのでお花のスタンプをつけていますw)
ノスタルジックな出し物小屋などもあり、とても楽しかったです。
今年はどんな感じになるんでしょうね~。

北海道神宮祭は例年、6月14日、15日、16日の3日間で開催されます。

 

祭のハイライトは15日の渡御
時代衣装を着た人々が4基の神輿8基の山車と共に札幌の街を練り歩く様子は圧巻です。

 

ちなみに、北海道神宮祭の渡御の先頭には、猿田彦命(を模した姿の人)がいらっしゃいます。
道案内の神様とされ、人や物事を幸運へ導いてくれるそうです。

 

その後ろに続くのは勤王隊という楽団です。
明治時代の軍楽隊を模しているそうですよ。

 


こちらも2019年。大通を通る所を隠し撮りしました。
人ごみの後ろの方なので見づらい…。でもあのお囃子の音は、やはりワクワクしてしまいます。

 

 

2020年からずっと、北海道神宮祭も開催を見送っていました。
ですが久しぶりにお祭りの空気が札幌に戻ってくるのだと思うと、本当に嬉しいです。

 

他にも開催を予定しているイベントはあります。

よさこいソーラン祭り
真駒内花火大会
おたる潮まつり
すすきの祭り

他にも色々あるみたいです!
近日中に情報を集めて、皆様にイベント情報としてご案内しようと思っていますのでどうぞお楽しみに!

 

 

久しぶりのお祭り。やっぱり浴衣を着て行きたいですね。
コモノハナでは、今年の新作を含めた浴衣が勢ぞろいしています。

浴衣をさらに魅力的に見せる小物もたくさん!

 

浴衣でおでかけしたい…と思ったら、ぜひご相談下さいね!

 

 

 

 

 

他にも高山に語って欲しいお題がありましたら、ぜひ教えて下さい!
リクエストは常時募集中です♪

 

また、毎度お願いしている事ですが

着物や関連物は、地域や時代によって様々な説があります。
ご自分の知っている事と違ったとしても「間違っている!」
と思うのではなく「こういう事もあるのか」と違いを一度受け入れていただきたいのです。

 

いつものフレーズですが…

知識に「絶対」はありません。

所説あり

という事で楽しんでいただけると幸いです。

 

高山の着物雑学帖は毎月15日を予定しております。
来月また、お会いしましょう!!

 

 

 

バックナンバー

その1 宝尽くしについて 
その2 四君子について 
その3 袴を語る~100年前のJK事情 
その4 〇△ロ~水玉、ウロコ、市松について 
その5 桜を語る 
その6 浮世絵の見方~江戸女子のファッション 
その7 浴衣について 
その8 龍について 
その9 おばけについて 
その10 兎について 
その11 ドクロについて 
その12 縞と格子について 
その13 振袖について 
その14 松竹梅について 
その15 風呂敷について 
その16 現代の袴について 
その17 帯留について 

 

 

 

***ニッポンのおしゃれは無限大***

 

和装小物専門店 KOMONO HANA(コモノハナ)

〒060-0063

札幌市中央区南3条西4丁目1番1

さっぽろ地下街ポールタウン内

TEL/FAX:011-221-3661

mail: a.poletown@hana-wakou.co.jp

 

**コモノハナオンラインショップ**

 

 

 

 

 

 

**コモノハナLINE**

 

**コモノハナのSNS**

●Facebook

コモノハナのFacebook

●Instagram

コモノハナのInstagram

●Twitter

コモノハナのTwitter

シェアはこちらから