銘仙?錦紗?アンティークによくある生地をご紹介!

こんにちは!コモノハナの高山です。

 

まだ日中は少し暑い時もありますが、
朝や夜は肌寒くなってきましたね。

 

近付いてくる秋の気配。
コモノハナでも、このイベントを開催いたします!


アンティークきもの市
9月23日(木)~30日(木)

 

前回の好評を受け、第2弾を開催いたします!!

 

以前もアンティーク着物についてのブログを書かせていただきました。
前回の記事の内容は、アンティーク着物とは何か?などのご紹介から入りましたね。

 

そこで今回は、少し踏み込んだ内容として…

押さえておきたい、アンティークならではの生地

をご紹介したいと思います!

 

 

 

 

銘仙(めいせん)


アンティークがお好きな方なら聞いた事があるのではないでしょうか?
それくらい、アンティーク着物=銘仙というイメージが浸透していると思います。

 


銘仙は分類としては織りの着物。
ジャンルとしては普段着にあたります。

 

張りのある生地
絣と呼ばれる、柄の境目がぼやけた織り方

が大きな特徴です。

 


銘仙は元々、織子(機織りを仕事にする人)さん達がくず糸を使って自分用に作っていたそうです。
大正時代から昭和初期にかけて、その軽さやお手頃な値段で人気が出てきました。

丁度その時代、西洋から入って来たアールデコやアールヌーヴォーなどの大胆な柄、
鮮やかな発色の化学染料などを使用し、華やかな銘仙が数多く出回りました。

 

当時の女学生達も袴の上に愛用していたみたいです。
詳しくは、こちらのブログでご紹介しています!

いつの時代も、女子学生はカワイイを追い求める物なのですね~

 

 

 

 

 

お召


お召の正式名称はお召し縮緬
縮緬と名前が付いていますが、織りの着物です。
織りは基本的に普段着なのですが、お召しは織りの中では一番格の高い生地なので
セミフォーマルなどにも着ていただける物もあります。

 

江戸時代は、お殿様への献上品として作られていたみたいです。
お殿様がお召しになる着物というのが名前の由来だそうですよ。


キュっと目が詰まった、艶のある触り心地が特徴です。

 

お召は現代でもお茶席などの着物として人気があります。
現代ものは無地感の強いシックな物が多い印象です。


アンティークのお召しは、大胆な柄が織り込まれている物も多いですよ。

 

 

 

 

 

錦紗(きんしゃ)


正式名称は錦紗縮緬
染めの着物です。
こちらはとにかくやわらかい!
しぼが細かく、トロリとした質感です。

 


通常の縮緬よりも発色が良いそうで、
アンティーク着物では晴れ着などの
フォーマルによく使われています。

 

とても薄くて繊細な生地なので、優しく扱う事が大切です。

 

また、加工もしやすいので、リメイクの材料などにも人気があります。
ダメージの大きい物などは、新しく作り替えてしまっても素敵かもしれませんね!

 

 

 

 

 

以上、アンティークならではの生地をまとめてみました。
もちろん、普通の紬、縮緬、綿などのアンティークもあります。
現代でも、お召しや銘仙は作られているんですよ。

 

ですが、現代物とアンティークってやはりそれぞれの良さがあって、
趣が違うと思うんですよね。

 

当時流行した生地などを眺めながら

何故流行したのか、
どんな人達が着ていたのか、
これを着てどんな所に行っていたのか

そんな事を考えるのも、楽しいです。

 

 

100年近く前の着物達が持っている物語ごと、アンティーク着物を愛して下さると幸いです。

 

 

 

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