魔法の一枚!帯揚で着物は変わります。
- 投稿日:2020.09.18
- カテゴリ: 小物について
こんにちは!コモノハナ ポールタウン店の高山です。
最近はようやく涼しくなりまして、
着物姿でも過ごしやすくなってきた感じですね。
コモノハナのスタッフ達も、秋のおしゃれをどう取り入れていこうかと
あーでもない、こーでもないとトークに花が咲いております。
で、突然ですが間違い探しです。
この2つの写真、一つ違う物があります。
それはなんでしょうか?※構図とか表情ではありません!
答えは…帯揚です!
帯のすぐ上。着物と帯を繋いでくれる大事なパーツ。
今日は帯揚について語りたいと思います。
帯揚はいつからあるの?
発祥は江戸時代後期。当時は帯枕はなかったので
帯が下がるのを防ぐ役割をしていました。
”しょい揚げ”と呼ばれていたらしいです。
※画:髙山
浮世絵なんかを見ると、図のように結ばれています。
現代のように綺麗に処理するわけでなく、本当に実用のみって感じですね。
現代の帯揚事情
現在の帯揚は、帯枕を隠すためのカバー的な役割をしています。
それだけではなく、色や柄で着物の雰囲気が変わる
重要なポジションの小物となっています。
どれだけ雰囲気が変わるのかというと…
若草色で明るい雰囲気。
柄物で少し個性的に。
柔らかカラーでしっとり正統派。
帯揚が違うだけで着物全体の印象も違いますね!
TPOに合わせた帯揚げ選び
着物に普段用、礼装用があるように、
帯揚げにもカジュアル、フォーマルが存在します。
光沢のある素材、ふんわりとぼかしが入った帯揚はフォーマル向き。
マットな質感の素材、柄の入った帯揚はカジュアル向き。
大きくわけるとこんな感じです。
この中間のようなタイプもありますので
あくまでざっくり二分してのご紹介となっています。
このように、なりたい雰囲気、着ていく場によって色々と楽しめる
見える面積は少しだけですが、その少しでガラリと変わるんです。
秋のおしゃれは、帯揚をポイントにしても素敵ですね!
***ニッポンのおしゃれは無限大***
和装小物専門店 KOMONO HANA(コモノハナ)
〒060-0063
札幌市中央区南3条西4丁目1番1
さっぽろ地下街ポールタウン内
TEL/FAX:011-221-3661
mail: a.poletown@hana-wakou.co.jp
**ポールタウン店のSNS**