おはようございます、荒木でございます。
今日は先週に引き続き滝行、午後は顧問先でもあるバレーボールチーム、サフィルヴァ北海道の試合を観に行ってきます。
さて、最近よく思うのはチャレンジすることの大切さ。
私(荒木)は、4月に弁護士法人化と東京オフィスの設置を予定していますが、これも1つのチャレンジです。
東京オフィス設置と言っても、売上げを作ることはまだまだこれから。
「民信なくば立たず」ならぬ、「事業売上げなくば立たず」ですので、売上げを作らないことには話になりません。
そう考えると大きなチャレンジなのでしょう。
チャレンジは、当然のことながら全てがうまく行くわけがなく、ピンチが付きもの。
ピンチの実現化により逆境に追い込まれることだってあります。
思えば私(荒木)のこれまでの歩みだって逆境ばかりでした。
現役学部生時代には部活で勉強が遅れ、ロースクール受験に全滅して浪人したり、
司法試験の真っ最中に39度の熱を出して、フラフラの状態で受験したり、
最初に入った事務所では落ちこぼれ扱いで虐げられてみたり、
独立後は体調不良で苦しい時期を過ごしたり、
雇っていた事務スタッフに置手紙を残されていなくなられてみたり、
こう考えてみるとなかなかのものです(汗)。
じゃあ、こういう逆境がなかったほうが良かったかと思うと全くそうではありません。
むしろ逆境があったからこそ、それによって鍛えられ、今があると思っているのです。
あと、このような逆境の話というのは、各方面でのネタになるという副次的効果もあるわけで(これはホントにセミナーなどをやるときには鉄板コンテンツとなります。)。
どうも現代は「ハック」だとか、「コスパ」だとか、「ブラック」だとかいう言葉が氾濫しており、スイスイと楽な道を歩いて行くことがスマートな生き方とされているようです。
しかし、スマートな生き方だけが本当に望ましいかというとそうではないでしょう。
少し話は変わりますが、「名人危所に遊ぶ」という言葉があります。
この言葉は、松尾芭蕉が述べたものと言われていますが、名人は基本の動作を身に付けた後は、自らしか分らない新たな境地に飛び込んでいく、ということを表したもの。
私(荒木)がずっとファンである、将棋の谷川浩司十七世名人が扇子に揮毫したりもしている言葉です。
当然ですが、新しいところに飛び込んで行くのはリスクを伴いますし、名人であってもフォームやバランスを崩してしまうことだってあります。
ただ、そこには「新しいことに飛び込む」というところに価値を見出しているのであり、一種のロマンがあるのではないでしょうか。
ということで、逆境に追い込まれることはそれほど恐れるべきものではなく、むしろ新しいステップの糧と捉えるべきなのでしょう。
逆境を受け入れ、楽しみ、乗り越えて、次につなげることができれば、これほど自らにとって有益なことはないのかも知れません。
【東京進出まで あと64日】