こんにちは、荒木でございます。
今日は午前中は作業、午後から資産家の方の不動産関係のご相談、新規のシェアオフィスの見学会、夜は社労士の方との会食です。
さて、来週の土曜日は、北海道弁護士会連合会主催の司法修習生に対する就職説明会。
当事務所としてもブースを出して、新人採用を目指しております。
それに先立ち、司法修習生のプロフィール集が送られてきました。
今回は約20名ほどのものですが、まぁこれが読み応えあるんです(笑)。
それというのも、司法修習生による就職活動は一般のものとは全く異なり、わりと天然素材丸出し、という感じが多く見受けられます(あ、私(荒木)は一般の就活がよくわかってないので、あくまでも想像です(汗)。)。
いい意味で言えば自然な感じ、悪い意味で言えば行き当たりばったりという感じ。
要するに何か準備をしたりすることがあんまりないんですよね。
かく言う私(荒木)も10数年前に第一志望の法律事務所に出した履歴書に修正液を使っていたような気もします(汗)。
まぁ結果的に通ったので良かったんですが。
そんな感じのプロフィール文なので、その人の個性が色濃く出ており、趣向を凝らした文章よりも人となりがよくわかります。
趣味のことばかりやってきた人、あまり勉強以外のことやってこなかった人、社会人になったけれど会社になじめずに司法試験を受け始めた人。
いつも明るくリーダータイプだった人、真面目一徹で通してきた人。内気な性格であまり表に出てこなかった人。
そんな人生の歩みが伝わってくる部分があります。
それとともに「これは書いちゃいかんでしょ。」と思ってしまうような記載もちらほら。
わりと短所などもおおっぴらに書いてしまう人も散見されました。
一方で一般的な就活はというとどうか、ということです。
エントリーシートは添削を受けたものですし、顔写真は白いシャツに黒のスーツが当たり前、面接会場に行く前から出ていくまでの行動パターン、発言パターンもマニュアル通り。
それでいて、「御社の○○に惹かれ…。」とか「御社の○○という取り組みには大変共感しており…。」とか言っていたとしても、腹で考えていることは全然違う、というのが相場なのでしょう。
(繰り返しですが、あくまで想像です。違ってたらすみません(汗)。)
そんなわけで今回のプロフィール集を見て、一緒に仕事をしたいな、と思ったのはほんの一握り(人格や能力の問題ではなく、やりたい分野が違うということもありますが。)。
ある意味「正直ベース」での評価ができるので、採用側としてはありがたく感じています。
もちろん、弁護士であればストレスや軋轢がないわけではないのですが、このプロフィール集の雰囲気の違いからすると、一般の就活で会社に入るとなると、自分の色々なことを押し殺さなければならないのではないかと想像せざるを得ません。
そんな状況であるならば、会社に入ってやれパワハラだ、やれやりがいだ、やれ自分探しだ、と不満が出てくるのも頷けます。
いずれにしても、人間、ずっと自分の気持ちに嘘をつくことはできないですし、気持ちを抑え込んでおくこともできません。
いかにいい労働環境や職業を得るか、ということで言えば、どこかに主体性を持って行動せざるを得ないのでしょう。
志望者のありのままの姿が描かれたプロフィール集を読んでそんなことを思った次第です。
【東京進出まで あと80日】