こんばんは、荒木でございます。
今日は午前中に懇意にしている保険会社の方からの案件相談、午後はリサーチ作業と事務所の片づけ(汗)でした。
少しは机の周りにスペースができたかも知れません。。。
さて、東京進出のお話をしておりましたが、最近よく思うのが、「人は過去の遺産で生きている」ということです。
考えてみれば、私(荒木)商売であれば、弁護士資格という「遺産」がなければそもそもやりようがないわけですが、それというのも司法試験の合格があって、司法修習を修了したからこそのもの。
その前提には一応、4年ほどの時間を司法試験の勉強に全振りして、知識を身に付けたという「遺産」があるわけです。
また、お客様がいらっしゃるのも、これまでの営業活動(飲み会?(笑))の結果できた人脈という「遺産」があり、業務処理のノウハウというのも専門書から得た知識や先輩から教わった「遺産」が役に立っています。
そんなわけで、実は全ての人が過去の「遺産」で食っている、というのが事実なのでしょう。
そうであるとすると、重要になってくるのが「遺産」をいかに遺すか、ということ。
これは、相続のように自分が死んで、財産を遺すということとは全く異なります。
自分が、自分自身のために「遺産」を遺すということですので、自分自身が利用することを前提としていかに遺すか、という視点になります。
自分が持っている目標に対し、どのような積み重ねをしていくか、と考えることが、いかに「遺産」を遺すか、ということにつながってくるわけです。
一方で、自分自身の人生において、「遺産を食いつぶす」ということ起こり得ます。
もちろん、蓄えてきた財産を浪費するということも含まれますが、それに限られません。
一生懸命勉強してきたことが生きないような仕事をすること、それまでに築いてきた人間関係をぶち壊すこと、自分自身に対して否定的になり能動的に動かなくなるようなことだって含まれます。
「遺産」は相続の話だけではなく、自分自身のこれからを考える材料だと思うと、物事の見方が変わってくるのかも知れません。
【東京進出まで あと97日】