投稿日:2022年11月14日

【札幌 弁護士コラム】経営者の本懐とは、「宙づり状態」を楽しむことに見つけたり

おはようございます、荒木でございます。

 

昨日の夜は水面下で進めているプロジェクトのweb会議。

段々と全体像が出来上がってきたのでより一層気合いが入ってまいりました。

 

そのプロジェクトに当たって、当事務所のメニューや料金についても再検討を加えています。

「値決めは経営である」と述べたのは稲盛和夫ですが、まさしくどのような料金設定、料金体系にするかについてもメスを入れているところです。

 

ここで考えなければならないことが、売れる商品やサービスと料金との以下の関係性です。

 

「商品・サービスの価値≧料金」

 

という公式が成り立っていなければ商品やサービスは売れません。

 

ここで大事になってくるのが「商品・サービスの価値」がいかに図られるか。

これが「商品・サービスの真の価値」であれば、商品性を磨くことが大事になってきます。

一方で、これが「商品・サービスに対する見込み顧客が考える主観的価値」であれば、いかに良く見せるかといった広告宣伝戦略がカギとなります。

 

私(荒木)も弁護士歴約13年、独立して法律事務所を経営するようになって約8年半になりますが、まぁ弁護士業の提供価値というのは伝わりにくいもの(汗)。

紛争案件で弁護士に頼めばいくら利益が出る、というものだとまだ価値が伝わるのですが、私(荒木)がやっているようなM&Aや投資関係といった、いわゆる取引物の案件であれば、なおさら価値の内実がわかりにくいものです。

 

今回のプロジェクトでは、今よりも取引物に寄せた経営戦略にシフトしていく見込みですので、いかに価値があるのかをわかりやすく伝えていく努力が必要になります。

そして、価値提供できる相手は限られてくるわけですので「誰に対してアピールするか」も大切なファクターになってくるでしょう。

 

このように今は、今後の展開についてあれこれ頭をひねっている段階であり、「もし、全然売れなかったらどうしよう。ぴえん。」というプレッシャーも少なからずかかっている状態です。

一方では「爆売れしたら、どうしよう。うしし。」という誇大妄想(?)も働いているという二律背反のような状況もあります。

実は最初から売れて仕方ない、という状況が生まれるより、こういったプレッシャーと、妄想との間で揺れ動く「宙づり状態」を楽しむのが経営者の本懐なのかも知れません。

 

いつもいつももったいぶって恐縮ですが、来年のプロジェクトに向けた進捗もリアルタイムでお伝えして行ければと思います。