こんにちは、荒木でございます。
札幌はすっかり秋めいて参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私(荒木)のほうでは、秋の合同就職説明会に向けた準備を着々と進めております。
法律事務所は本当に人が資本。
どんな弁護士を採用できるかで大きく将来が変わります。
1人でも多くの志望者の方に目を向けて頂けるように尽力して参りたいと思います。
さて、最近、私(荒木)がやっている業務(?)で多くなっているのが、人を人にご紹介するということ。
以前からもやっており、ご縁をつなぐことの大切さについては本ブログでも何度も触れてきた部分ではありますが、最近はさらに加速しています。
最近の事例としては以下のようなものがあります。
・スタートアップ企業でこれから従業員の増大が予想される会社様に対して、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)業務を行っている会社をご紹介
・集客の悩みを抱えるお客様に対して、信頼できるweb業者の方をご紹介
・パーソナルトレーニングスタジオを開設された方に対して、パーソナルトレーナー向けのコンサルティングを行っている方をご紹介
・サウナ設備を販売するお客様に対して、アウトドアグッズ販売業者の方をご紹介
・キャリアコンサルをされている方に対して、大企業でサラリーマンから取締役までご出世された方をご紹介
・スーパーマーケットを経営されている会社の方に対して、海産物の卸売りをされている方をご紹介
などなど、業種、業態、規模を問わず様々な方をご紹介をさせて頂いています。
一方で、そういったことをやっていると、他の方から何かかにかご紹介を頂くことや面談を求められることも多くなってきます。
こちらの最近の事例としてもいくつかあります。
・東京のM&Aコンサルの方(ここ1週間で2件)
・新規開業の司法書士の方
・予備試験を合格して司法試験合格目前の方
・道外でシェアを広げられている社労士の方
・道内で活躍中の朗読家の方
このようにいろいろと予期しないご紹介を頂けるようになってくるものです。
このような紹介の関係でよく聞く話があります。
「紹介したからって何か見返りがあるの?」とか、
「紹介されてもすぐにお客さんにもならないのに、意味あるの?」といったものです。
しかし、このような反応は紹介することを短期的な目線でしか見ていないように思ってしまいます。
「すぐに役立つものは、すぐに役に立たなくなる。」という格言があるように、すぐに効果の出るような人脈というのはすぐに縁が切れてしまうというのが真実なのでしょう。
すぐに役立つものではない紹介でも大切にすることで、ゆっくり、じっくりと人脈が醸成されていくことを待つことも大切なのです。
そういったことを続けていくと、やがて「経済圏」というものが出来上がってきます。
これは大げさな言い方かも知れませんが、「○○さんに訊けば教えてくれる。」とか「○○さんに頼めば何とかしてくれる。」という方がみなさんの周りにもいるのではないでしょうか。
その「○○さん」こそが「経済圏」の中心になっている人物であると評しても良いのではないでしょうか。
そしてこの「○○さん」になると、様々な情報のハブとなることができ、何かしらのイベントや動きが生じる場合には声を掛けられるようになります。
もちろん、ありがたくない話や面倒な話も混ざってくるのかも知れませんが、多くの機会を得ることで、自らの大きな利益になるような話も一定割合で入ってくることは間違いありません。
そうすると精神的なものだけではなく、実利として、まさしく「経済圏」が生まれることになるわけです。
このような「経済圏」を作るためには、長い時間と多くの労力を要することは普通でしょう。
もちろん、「炎上系」と呼ばれる人や突然スターダムにのし上がる人もいなくはありません。
ただ、「経済圏」はあくまでも人の信頼をベースにするものであることから、そういった人が安定的な「経済圏」を作ることは必ずしも容易ではない部分があります。
だからこそ、地道に、着実に、一歩一歩、小さな紹介を重ねていくことで「経済圏」を広げていくことが王道なのではないかと思うわけです。
そして徐々に広げてきた「経済圏」をある場面で開放することで大きなリターンにつながるタイミングが必ず発生するものと考えています。
来年の春にはみなさんにこのことを証明できる日が来るものとひそかにほくそ笑んでいます(ニヤリ)。