投稿日:2022年06月26日

【札幌 弁護士コラム】後輩からされた「なぜ僕に会おうと思ったんですか?」という質問に対する受け止め方とは

【※令和4年8月1日付メールマガジン第75号記載のリンクをクリックされた方へ】

上記メールマガジンにおけるリンク先が誤っておりました。

正しいリンクは以下のとおりです。

【人生とビジネスで大切なことは、すべて富士登山に学んだ】

【札幌 弁護士コラム】人生とビジネスで大切なことは、すべて富士登山に学んだ

以上、お詫びして訂正させて頂きます。

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こんばんは、荒木でございます。

 

出張先の東京から戻ってきました。

今回の東京出張では業務上の重要なことが決定しました(まだ公表できる段階ではないのですが…。)。

それというのが長年念じ続け、温めつづけてきたもの。

決まるときはポッと決まるものだということを実感しました。

公表まで生暖かく見守ってくださいませ。

 

さて、今回の出張では、ひょんなことで現役大学生の後輩に会ってきました。

この後輩と会うきっかけになったのが、社会人になっている大学の後輩から突如メールをもらったことに起因しています。

この社会人の後輩とは全く面識がなかったのですが、大学のOB会のオンライン名簿で私(荒木)のメールアドレスが公開されていたことからメールをもらったという経緯があります。

そしてこの社会人の後輩がやっている事業として、現役学生のキャリア支援をするというものがあり、それに協力したことからこの現役生の後輩とつながったわけです。

 

そんなわけで東京に行く最初の日に、現役生の後輩にメールで「良かったら明日お会いできませんか?」という連絡を行ったところ、早速OKの返事が

こういうフッ軽(フットワーク軽い)な対応って大事ですね。

そうして東京2日目の夕方、新宿のカフェで会ってきました。

 

まずは簡単に自己紹介をした後、その後輩から質問がありました。

「なぜ荒木さんは僕に会おうと思ったんですか?」というもの。

確かに、現役生が社会人の先輩に会うことのメリットはわかりやすいところがありますが、逆のメリットというのはにわかにはわからないものです。

しかし、私(荒木)には現役生であっても、というより現役生だからこそ会うメリットがあると考えています。

 

1つには、人脈のポートフォリオが広がるということ。

人は活動する中で意識的に人脈を広げていこうとしなければ、同質的な人とばかりつながる傾向があります。

会社勤めをしている人が、会社の人としか会わないというがこの典型的なもの。

私(荒木)の仕事は比較的色々な人と会う傾向にはありますが、それでも何も考えなければ同い年からやや年上くらいの中小企業経営者とばかり会うことになっていくことが予想できます。

そんな中であえて現役生に会うことで、現役生へのチャネルが形成でき、世界が広がるわけです。

例えば、私(荒木)が何かの際に大学生の意見を求めたいというときに、1人でも知り合いがいるとすれば、その1人に意見を求めることもできれば、その友達にも訊いてほしいと頼むことができます。

そういった積み重ねで各世代、各地域、各職業などさまざまな人脈に点を打つことができ、必要な情報を共有したりできることになっていくものだと考えています。

 

2つ目は、「返報性の原則」があるということ。

これは嫌らしい話に聞こえるかもしれませんが、自らが尽くすことにより何らかの見返りがあるということです。

もちろん、現役生に対して「会って話したのだから相談料をくれ。」ということを言うわけではありません。

長い目で見た場合に、いつかどこかで、直接的ではないにしても何かが返ってくる可能性が発生するという話です。

チャルディーニの「影響力の武器」ではこのようなことを返報性の原則と呼んでおり、セールスにおいて先に何かしらの価値を提供していた場合には買ってくれる可能性が高まる、ということが指摘されています。

今回の例でいえば、現役生の彼が研究者となった暁に私(荒木)の招待でセミナー講師を引き受けてくれるかもしれませんし、関係する企業に弁護士として紹介してくれることになるかもしれませんし、一緒に何らかの団体をやってくれることになるかもしれません。

この現役生の1人だけであれば何かが返ってくる可能性は低いかもしれません。

しかし、これと同様のことを100人、200人といった単位でやっていれば、むしろ何も返ってこないことのほうが不思議な状況が生まれます。

それこそが将来への投資といえるのではないでしょうか。

 

これらに加えて、「教学相長ず(きょうがくあいちょうず)」ということもあります。

すなわち、一応は先輩である以上、後輩である彼から色々と質問を受け、それに対して回答をすることになったわけですが、実はこれってその彼のためのみならず、私(荒木)のためにもなっています。

後輩に対して話すようなことは普通、「こうあるべき」といった話にどうしても寄って行くもの。

しかし、言っている本人が全部できているかというとそうではありません(汗)。

できていないからこそ「こうあるべき」という話になるわけですが、それを発言するということは自分に対しても意識が向くことになります。

そうすると、発言が相手に対して影響するのみならず、自分に対しても効果を発動します。

これが「教学相長ず」の私(荒木)の理解であり、少なからず日々の行動に影響を及ぼしていると考えられます。

 

そんなわけで、後輩であろうと、現役大学生であろうと、会う価値のない人など1人もいないと思っているわけです。

頼まれごとをされると、つい「面倒だなぁ」と思ってしまう方も多いかも知れませんが、このような発想をしてみると見方が変わるんじゃないでしょうか?

 

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