投稿日:2022年03月02日

【札幌 弁護士コラム】3の付く日と3の倍数の日くらいはアホになりたい弁護士の独り言

こんばんは、荒木でございます。

 

今日は事務所で粛々と作業、ラジオの収録からの道内の地方で様々にご活躍の方との会食でした。

 

ラジオ収録の内容はネタバレの問題もあるので、本編をお聞きいただければと思いますが(そのうち日時等をお知らせします。)、いわゆる弁護士に対する的な質問を頂きました。

そこでもじたことでもあるのですが、やっぱり私(荒木)って、初対面での一発目って弁護士に見られちゃうんですよね(←当たり前)。

改めて弁護士に対するイメージって本当に強固なことを感じました。

 

一方で、その後に話をさせて頂いた地方でご活躍の方との話。

ご高齢の方を車に乗せて話してみると、すぐに心を開いてくれるという。

元々の知り合いでもなんでもなく、この方、この地方が地元でもなく、何かしらのビジネスがあったわけでもありません。

ぽっとその地方に行って、根を生やし、徐々に信頼を築いていって、現在に至っておられます。

 

どうしてそんなに心を開いてくれるのか、という問いに対しては「肩書も何もなくやってるからですよ。」という答え。

何も制約がないからこそ、自由に動ける。

これって本当に大きなことだと思いませんか?

 

方や私(荒木)は、期せずして(?)弁護士の看板を背負ってしまっているわけだったりします。

これって、弁護士としての商売をするのであればそれでいいのではないかと思いますが、実は重い十字架にもなりえるんです。

それというのも、「弁護士は頭がいいはずだ」、「弁護士は高額な報酬を取る」、「弁護士は話を聞いてくれない」、「弁護士は法律の話をするものだ」といったイメージが強く存在するからです。

つまりは、弁護士のイメージに対してそれを守ろうというバイアスがかかっており(確証バイアス?)、それに反する行動はなかなか勇気がいったりします。

こういうのって、実は弁護士の業務からピボットするのに非常に大きい障害になったりします。

 

例えはいくつかありますが、企業の業務提携の相談を受けていて、話を聞く中でビジネス上の問題に気付いてそれを指摘したことがありました。

そのご相談を頂いた社長さんは、「わかりました、ではその点を検討してきます。」と言って出て行ったっきり、連絡もなくなりました。

私(荒木)としては、「え?ビジネスの問題を指摘したのは自分なのに、その後の相談はないの?」と思ったりしました。

これってやっぱり弁護士の看板が重すぎて、法律の話から外れたら相談できないものだって思われちゃってるんでしょうね。

 

こんなことって日常茶飯事なので、勢い弁護士の看板をかなぐり捨てて、裸一貫でやり直してみたい思いに駆られることもすくなからずあったりします。

そんなときは「もっとアホになってぶち当たってみたい!」って思うんですが、これを器用にできないのが歯がゆいところ。

だって、弁護士業って他者にブレーキを掛けるのが大きな仕事なので…。

 

そういえばスティーブ・ジョブズも有名なスタンフォード大でのスピーチで言っていましたね。

“Stay hungry. Stay foolish.”

って。

同じスピーチでは”Connecting the dots.”の話のほうが有名なのかも知れませんが、私(荒木)は上記の言葉のほうが刺さっていたりします。

 

そんなこんなで、アホになりたいと思っているわけです。真剣に。

しかし、いつもいつもアホになっているわけにもいかないので、せめて3の付く日と3の倍数の日くらいはアホになって思いっきりやってみてもいいのではないかと思った次第。

あ、そう思った矢先、昨日から3月で、向こう1か月はアホにならなくちゃダメですね(笑)。

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