こんばんは、荒木でございます。
昨日も一日自宅で作業を進めておりました。
大雪、大雪の連続で札幌は交通事情が大変なことになっていますね。
さて、最近、各方面で「弁護士やめたい」を連呼している私(荒木)でございますが(笑)、その理由をこの辺りではっきりお示ししておいたほうが良さそうなので書いておきます。
そもそも私(荒木)は弁護士になってまる12年になりますが、イメージでいえば、その5分の1が大手の法律事務所で大手の会社の企業法務、その6分の1が一般的な街弁の事務所での一般民事+企業法務、残りが独立してからの企業法務を中心とした業務、といったイメージになります。
そしていずれのフェーズでも、(収入になっている範囲では)そこまで既存の弁護士業務から外れるようなことはなく、ある意味で前例踏襲的な形でやってきた業務が大半です。
すなわち、書籍でマニュアルがあるような業務はそのマニュアルに沿ってやってきましたし、書籍にないような業務であれば先輩の弁護士に教えてもらってやってきたものばかり、という意味です。
そして、もちろんそれらの業務についてはクライアントがいらっしゃり、そのクライアントも(結果に対する要望はどうであれ)それまでに世の中にあった形での業務の依頼をされてきたというものでした。
仕事の構造でいえば、クライアントがいて、既存の業務があり、クライアントが既存の業務をやってほしいために依頼を受け、(パートナーやボス弁を挟んだりしながら)私(荒木)が手を動かす、というものだったということです。
弁護士業といえばこんなものだといえばこんなものですし、このことに何の疑問も持たない弁護士が普通なのでしょう。
そして弁護士業の中で専門領域での経験値や業務の速さ、最近では料金の安さなどで競争をするのが通常です。
しかし、何かこれって「渦に巻かれてる感」が強くないですか?
…というのが私(荒木)の疑問の出発点です。
「渦に巻かれる」というのは比ゆ的なものですが、要は他者に依存して動かざるを得ず、主体的に物事が運ばない状況を指しています。
すなわち、弁護士が「かくあるべきだ!」と声高に叫んでもクライアントがいなければ何も始まりませんし、クライアントから依頼を受けて弁護士が「こうしましょう!」と主張してもクライアントが首を縦に振らなければ進めることができません。
そういった意味で弁護士業というのは従属的な仕事であり、「渦に巻かれてる感」満載なものなわけです。
(確かに「他の仕事も大半がそうじゃないか」と言われればその通りです。)
そして、弁護士業というのはそれなりに単価が高いため、ある程度の経験を積めばそのあとは特段の努力をしなくてもある程度食って行けるのもまた事実です。
しかし、青春時代の大半を勉強に賭して、遊びたい盛りの時期も徹夜で業務に励み、独立してまで「渦に巻かれる」ことばっかりやってたら何だか寂しくないですか?それに何か面白くないじゃないですか?というのが最近の私(荒木)の思いの丈でございます。
それとともに、やはり「渦に巻かれる」ことばかりでは世の中に対して提供できる価値も限定的にならざるを得ない、というのももう1つの大きな理由です。
せっかくここまで知識と経験を得てきたのだから、何か面白いことをやってみたいし、もっと大きな価値貢献をしていきたいというのが率直なところ。
「渦に巻かれる」と正対するのが「渦を巻く」という概念になりますが、「渦を巻く」ことによって新しい何らかの価値を創造していきたいとの思いが高まっているのを今、感じています。
象徴的な意味で「弁護士やめたい」といっていますが、誤解のないように申しますと、今すぐに今のクライアント様を放置して、弁護士登録もやめるという意味ではなく、「(おまけで弁護士資格も持っているけれども)弁護士でなくとも別の柱で十分に事業展開ができるようになりたい」というのが本来の趣旨ですので一応、誤解のなきよう(笑)。
まぁそんなわけで、現在、粛々と準備を進めている事業の構想もあるわけですが、本当に私(荒木)が「弁護士やめ」る日が来るまで、生暖かい目で見守っていただければ大変にありがたく思います。
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