投稿日:2022年02月18日

【札幌 弁護士コラム】新たな着想のカギ、対話のミルフィーユ仕立て

こんばんは、荒木でございます。

 

昨日は、朝から相続関連の新規ご相談、昼過ぎにM&Aプラットフォームビジネスをされている方からのコラボレーションのお話、夕方からセミナーという1日でした。

その間には1件M&Aでの売却のお話の持ちかけられたものがあり、逆にこちらから1件売却を持ち掛けるお話があったりと、M&A関連のお話が増加しております。

 

さて、先日、M&A業界(?)の尊敬する先輩とのお話をさせて頂く機会がありました。

その方は、全国を飛び回り、まさしくフットワーク軽くM&A、IPO、一般のコンサルと八面六臂のご活躍をされている方です。

各地で体験したホットな話題と、業界の新鮮な話題を織り交ぜながら大変に興味深い話を超高速ラッシュ(!)でお聞かせ頂きました。

 

このような方からのお話を伺えるのは大変にありがたく、また、刺激的なこと。

しかし、一方で、こちらからご提供できるものがなければ成立しない関係であることもまた自明です。

 

そのような私(荒木)は、本業の弁護士業ではそれほどまでに華々しい話がないことと、守秘義務があることで、あまりお話しできるようなことがないのが実情です。

一方で、標記のように地方M&Aの話については様々な経験をしているのと、それに増して北海道基盤での目線を持っているということが何よりも大きなことであると思っています。

(こちらの方は札幌でも多くお仕事をされていますが、必ずしも札幌メインというスタイルではありません。)

 

こうしてお互いが話を突き合わせたときに何が起こるか、それがまさしく「シナジー」であるわけです。

一方が専門分野で話題提起を行い、もう一方が別の切り口である方向から切り返す、さらにそれに触発された考察を述べる…。

こういったことで議論が深まり、最終的には「業界知識のミルフィーユや~!」(彦○呂風に(笑))といったような状態になってくるわけです。

そしてそれこそが、新たな発見であり、(エフェクチュエーションの考え方で言うと)「クレイジーキルト」が出来上がった状態と言えるわけです(エフェクチュエーションが良く分からない方は、適宜ググって下さい(笑)。)。

 

しかし、この関係性が成立するのには、一定の条件が揃うことが必要であると考えられます。

おしなべて申し上げるとすれば、お互いの興味関心が合致している、お互いの知識レベルがある程度揃っている、お互いが相手の話を真摯に受け止めている、といったことが前提条件になろうかと考えています。

しかし、それ以上に大切なことは、「お互いが何かを良くしようと思っている」ということのような気がしてなりません。

 

それというのも人は、基本的に怠惰な動物であり、無駄なコストを掛けたくない存在です。

そして、外に対して「何かを良くしよう」という抽象論を唱えたところで自らの利益にはならず、具体的なメリットがなければ人は動かないものです。

だからこそ自らの利益を離れたところでの議論が成立することは貴重なのです。

そして、議論が一旦かみ合ってしまえば、いくらでも具体例に波及させることができるのであり、いつしか自らの利益にも跳ね返ってくるような貴重な議論になります。

 

そんなわけで私(荒木)からは、最近構想を進めている「地方創生M&A」の話をしたところ、その方は当然のように類似の事例をご存じであり、別の地方で成功した事業承継M&Aのお話のご紹介を頂くこともできました。

こうしたやり取りを頻繁にできるようになってくると、知らず知らず、自分と相手の両方が成長する道が開かれてきます。

本当に、周りにいる人が誰であるか、互いに価値提供しようと思いがあるかって大事ですね。

 

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