投稿日:2022年02月06日

【札幌 弁護士コラム】内定辞退されて改めて思う、1/3の純情な感情

こんばんは、荒木でございます。

 

昨日は朝から夕方までオンラインセミナーを受講しました。

土曜日、日曜日も学んでおります。

 

さて、昨日は採用内定していた司法修習生からの内定辞退通知がありました。

…というと、一昨日の税務調査の件と合わせて、何と不運(?)が連続しているかと思われるかも知れません。

 

でも、私(荒木)は、このことは誠にありがたいことだと思っています。

そういうと「ついに荒木は気がふれたか。」などと言われそうですが(笑)、一応、まっとうな判断をしているつもりです。

 

その彼が行くことに決めた事務所名を聞きましたが、「ああ、なるほどね。」と思えるような”立派な”事務所にでした。

それはそれでの意思決定なので止むを得ません。

そこは事務所人員(弁護士数)が多く(先方は10人ほど、こちらはもちろん荒木一人)、当然に案件の多様性も多様で、たぶん給料もいいのでしょう。

私(荒木)が司法修習生だったらそっちに行くでしょう(←おい!)。

 

しかし、私(荒木)も指をくわえて見ているばかりではありません。

採用活動では(おそらく)札幌弁護士会で一番早く動き始めてますし(オンライン説明会に出展していたのは札幌弁護士会では2事務所だけだったうちの1つ)、関心を持ってもらったと思えばすぐに個別連絡、個別コンサルの提供、その他もろもろ、できる限りのことはやったつもりです。

もちろん背景にある私(荒木)の事業に対する考え方、弁護士としての在り方、人生における考え方など、このブログでさんざんっぱら書いてきたことも惜しむことなくお伝えしたつもりではありました。

それゆえ、うちの事務所に入所したあかつきには、(もちろん私(荒木)の考え方が1から10まで参考になるというつもりはありませんが)適切な意思決定基準を考え、行動し、実績を残せる筋道が付けられることを伝えたつもりでした。

 

もちろん、判断基準が人それぞれ違うのはやむを得ませんし、目に見える条件面がいいところに惹かれる気持ちもよくわかります(私(荒木)が修習生なら間違いなくそっちの事務所を選びます(←おい!!2)。)。

客観的に比べればうちみたいな弱小事務所で資金力もなく、案件も雑多で、ボス(荒木)がいつ倒れてもおかしくないということであれば、間違ってもそんな事務所に行くわけがないのです(遠い目)。

 

でもですね、私(荒木)が人後に落ちないとすれば、のうのうと条件の良い四大事務所に行き、そこでおちこぼれて何の考えもなく札幌の事務所へ転職し、いい加減なタイミングで独立するという謎のキャリア形成の中で、条件で決めることの空疎さは身に染みて分かっているなど、人よりも多様な経験をしていることが挙げられることです。

キャリア形成(?)の中で、東京から札幌へ転職したとき、事務所からもらえる報酬が3分の1になったりしたこともありましたし、札幌の事務所から独立するときは、その事務所からの案件はほぼ0で、自らの力で顧客開拓をするよりありませんでした。

それでも振り返ってみると、嫌らしい話、新人で東京の事務所に入ってから、独立するまで売上げベースでは一度も下がったことはなかったですし、何ら経済的に困ったこともありませんでしたし、それゆえ「道なき道を切り開いてきた」という自負はあるつもりでした。

一方で、私(荒木)が、それだけ業務に励んできたのは単に私利私欲だけではなく、「北海道経済の活性化」というものを真剣に考えてきましたし、だからこそ一般社団法人北海道M&A協会を立ち上げたりと、地域貢献の意識があるということも前提にあります。

そのようなことも含めてこれまでの折衝の中でお伝えしてきたつもりではありました。

 

まぁ、そもそもの価値基準が違えば何とも言いようがありませんし、そんな苦難の道を敢えて歩みたいかというとなかなかそうでもないでしょうし、そんなことに魅力を感じる必然性もありません。

しかし、私(荒木)としてはこれらは希少な体験であり、「こんな最強の経験をできるもんならやってみぃ!」と思っているぐらいの経験ですし、現にめちゃくちゃに事務所運営に役立っていることでもあります。

このような経験であっても「こちらが伝えたつもりのことが相手には伝わっていない(かもしれない)」ということを想定しなければならないことを、改めて痛感しました(伝わった上で却下される可能性も含めてです。)。

 

これ、昔、一世を風靡したSHAM SHADEでいうところの

 

「壊れるほど愛しても 3分の1も伝わらい 純情な感情は空回り」

 

というやつですね(純情かどうかは措いておいて下さい(汗))。

 

自らの想いを伝えるということは容易ではないことですし、ましてそれが万人に刺さるわけではないものです。

想いの強さもそうですし、伝わるための技巧も揃えて初めて、自らの伝えたい想いのやっと3分の1程度(?)が伝わると考えておくべきなのかもしれませんね。

 

ともあれ「I love you さえ言えないでいる My heart」を持て余す状態になっていますので、今年はひとまずこれを日々の業務にぶつけて行きたいと思っています(汗)。

 

そんなわけで当事務所の机が1つ空いている状態ですので、万が一うちで勤めたい方がいらっしゃいましたらそっとお知らせください(笑)。

 

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