投稿日:2022年01月24日

【札幌 弁護士コラム】滝行で見つけたコミュニティの本当の大切さとは

おはようございます、荒木でございます。

 

1月も早いもので、残すところあと1週間となりました。

年始に立てた目標なども徐々に緩んでくる時期ですのでしっかりと気を引き締めていきたいと思います。

 

さて、中小企業法務の連載中ですが、昨日は久々の滝行でしたのでそのお話を少々。

 

私(荒木)は滝行を初めて丸6年。

そのきっかけは、知人から「滝行行ってみる?」というお誘いを頂いたという本当にライトな理由でした。

一度行ってみて大丈夫そうだったので、その知人から滝着を買うように勧められ、あっさりと外堀を埋められてしまい(笑)、それ以降6年通うことになりました。

よく「どこの滝でやってるの?」とか「ずぶ濡れのまま帰るの?」といった質問を受けますが、通常はお風呂などがついた滝道場の近くの滝でやっていますので、滝から上がったらお風呂に入って着替えて帰ることになっています。

 

他にも「何のために滝行をやってるの?」とか「滝行をやって何かいいことあった?」というのも頻出質問です。

しかし、これらの質問に対する回答は難しい。

非常に深い質問だったりします。

 

これに対する暫定的な回答としては「滝行を何のためにやるかわかったら、滝行をやめる。」というものです。

禅問答のような答えですが、一方で回答の先送りにしかなっていないことも承知しています。

正面から答えるとすると、お金が儲かったり、健康状態が良くなったり、人間関係が改善したりするという、いわゆる現世利益のような話になってしまいますが、当然、目に見えてそのようなものは発生していません。

 

そんなことを毎回、自問自答しながら滝行をしているのですが、少しずつ見えてきた部分もあります。

それは神様がどうだとか、生きる光明が見えてきたとか、神道の教えがどうだとか、そういった宗教的なものではなく、コミュニティとしての滝道場の姿です。

 

滝道場は、現在の道場主の方の先代が作られたもので、数十年間、同じ場所で続けてこられたそう。

現在は道場主の方が、コロナなどの逆風の中をしゃかりきになって道場を守られているのが現実です。

そんな中で、ベテラン勢の参加者を中心に助け合いながら道場運営を支えている姿があります。

もちろん、参加者にとって具体的なインセンティブなどはありません。

完全なボランティアにもかかわらず皆が進んで協力を買って出るのが当たり前になっています。

 

「ボランタリー経済」というものがありますが、まさしくそのようなものを体現しているのがこのコミュニティなのかも知れません。

昨日は大寒の滝で極寒の中でしたので、滝は凍り付き、道場周辺は雪に閉ざされている状況でした。

水道管やボイラーの解凍(?)も行わなければなりません。

そんな中で、皆が自主的に、嬉々として除雪をし、滝を割り、ストーブを持参して水道管やボイラーの解凍を行う光景がまぶしく映りました。

現代の世の中でこのような純粋な奉仕の精神を見られるところはそう多くないのかもしれません。

 

結局のところ、人を教えるのは人でしかなく、人の集まるところに学びがあるのではないでしょうか。

そのようなことが理解できただけで、私(荒木)にとって滝行は大きな価値を持っているといえるのです。

 

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