投稿日:2021年06月10日

【札幌 弁護士コラム】新人採用活動に思う(3):みんな大好き!お金(初任給)のお話

こんばんは、荒木でございます。

 

昨日は新規のご相談が1件、先日無事終了した案件の報告が1件、その他M&A関係の補助金(事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用))の要領が出たのでその分析と告知などやっていました。

また、何の気なしに調べ物をしていたら経産省が研究開発型スタートアップ支援関係のマニュアル的なものを作成していることなどに気付き(←遅いw)、フムフムと眺めていたりしました。

最近はお役所も段々と親切になってきていると実感する今日この頃です。

 

<事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用)要領>

https://jsh.go.jp/r2h/

 

<研究開発型スタートアップ支援(経済産業省)>

https://www.meti.go.jp/policy/tech_promotion/venture.html

 

さて、弁護士の採用活動のお話をします。

今回は、みんな大好き(?)お金の話です。

 

みなさん、ぶっちゃけ弁護士って新人でいくらくらいもらっているかご存知ですか?

 

…といいつつあまり本気で金額を公表してしまうと何かとまずいので、若干ぼかしながら進めて参ります(汗)。

 

かく言う私(荒木)ですが、弁護士になったきっかけが「ハンコを押しているだけで3000万もらえる」という、根も葉もない噂(思い込み?)を信じ、司法試験を目指すようになったというどうしようもない人間ですが、やはり当然に収入は気になるものです。

私(荒木)は、最初は大手事務所に勤務していたのでそれなりにもらっており、札幌に来た途端に給与が3分の1になったことは既報のとおりですが(笑)、やはりロースクールで学費を使い、司法修習でも満足に給与を出してもらえなくなった新人弁護士にとっては、初任給というのは就職先の選定において重要な要素となります。

 

では、相場はどんなものか、ということですが、これもぼかして言うなれば、業界で最高額レベルの大手事務所でいえば「初任給で上場会社の部長の父親の収入を超えた」とか、そんな感じの話をよく聞くような水準です(あとは推して知るべしです。)。

それが東京、大阪の中堅規模の事務所になると、大手事務所の八掛け程度、東京、大阪の小規模事務所となると六掛けから七掛け程度といったところが一応の相場になるのではないでしょうか。

そして札幌を含む地方都市になるとそれのもうちょっと下あたりになってきますので、大手事務所の半分くらいというのが相場になっているような気がします(あくまで個人的なりかいですので、誤解のないように…。)。

 

このように書くと、「それならみんな大手に行くのが当たり前じゃん!」と思われるかも知れません。

まぁ確かに大手事務所のほうが志望者数も多いですし、採用数も多いのでその通りの部分があります。

しかし、時給換算してみたり、個人事件を受任することによる副収入を考えてみたりすると、地方の事務所に行ってもそこでしっかりと頑張っていれば実は収入の差はそこまで大きくならないのかも知れません(もちろん地方で大手事務所並みに働いたら、という条件が付きますが(笑)。)。

 

それと、私(荒木)が感じた感覚では、みんながみんな収入だけを目当てにしていない、というのが最近の傾向です。

どちらかというと収入をガンガン多くしたい、というよりも、まっとうな時間に帰ってまっとうな生活をしたい、というニーズのほうが大きいような気がします。

 

しかし、一方で感じるのは、(私(荒木)もそうでしたが)将来の収入カーブを想定して考えられている人は極めて少ないように思います。

確かにこればかりは弁護士としてのビジネスモデルは外からはわかりにくく、また、統計データなども充実していないので無理からぬところがあります。

ただ、そのような中でも新人の頃から、将来像を見据え、自らの成長カーブをイメージして、逆算思考で事を進められる人であれば容易にブチ抜けられるのがこの業界なのかも知れません(これができる人なら即独で全く大丈夫な気がしますが(汗)。)。

 

そんなわけで、新人弁護士の給与というのは結構な開きがあり、みなそこに関心を持ちつつも、最近はワーク・ライフ・バランスに寄ってきつつある、というお話を致しました。

 

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