投稿日:2021年01月05日

【札幌 弁護士コラム】青年(をとうに過ぎたおっさん弁護士)の主張

こんばんは、荒木でございます。

 

午前中に1件お客様のところにいって新件を受任し、夜は顧問税理士さんらとプチ新年会をしましたが、他は今日も晴耕雨読(?)の一日ということで、本ばかり読むような日でした。

 

さて、最近、たくさん本を読んでおり、かつ、今日の顧問税理士さんとのお話で気付いた部分もあるのですが、弁護士ってやっぱり何でも屋感が否めない職業と思われがちなんではないでしょうか。

 

離婚といえば、弁護士。

交通事故といえば、弁護士。

相続でもめたといえば、弁護士。

会社の法務を頼むとしたら、弁護士。

売掛け金が回収できないとしたら、弁護士。

資金調達するといったら、弁護士。

M&Aするとしたら、弁護士。

IPOする準備といえば、弁護士。

 

もう、お腹いっぱいです(笑)。

正直なところ、10年やろうと20年やろうと、1人の弁護士が弁護士の仕事だと思われているすべての仕事のプロフェッショナルになるのは至難の業なわけです。

しかし、どうも弁護士に対するイメージというと「何でも助けてくれる。」という傾向が強いような気がしてなりません。

逆に後半のように企業の法務を担うのが弁護士というのは、経営者クラスでもなかなか持てない発想なのかも知れません。

あと、「あ、僕、人権派とかじゃないんで。」などというと、どうもインモラルな人のように扱われるという傾向もわかりました(笑)。

 

私(荒木)の場合には、散々、「企業法務が専門ですよ~。個人の案件は得意にしてませんよ~。」と言い続けてきましたが、それでもなお、「離婚ガー」とか「交通事故ガー」といったご相談も多く寄せられます。

これってやはり弁護士のイメージの問題なのではないかと思ってしまいます。

個人的な努力の不足の部分ももちろんあるのでしょうが、海の波の方向が変えられないのと一緒で、大勢に1人だけ逆らったとしても大筋の「何でも助けてくれる。」という傾向を容易に変えられないことも事実です。

 

利用するか否かにかかわらず、皆様に少しだけ知っておいていただきたいことは、「弁護士といっても業務分野は色々あり、特化している人もいる。」ということです。

ある意味においては人種差別のように偏見を持たれている部分もあるかと思いますが、弁護士がみんな紛争案件に携わっており、相手を言い負かすことを職責にしており、何でもまんべんなくこなす、という人ばかりではないことはご理解頂いておきたいところです。

 

争わない、企業のための法務。

 

そんなことを提供している私(荒木)のような存在もいち弁護士としてわかっておいていただければと思った新年の1日でした。

 

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