こんばんは、荒木でございます。
引き続き年末年始充電中でございます。
今日はスタバに出かけて読書をしておりました。
やはりまとまった時間が取れるとすごく読書が進みますね。
年始休みあと2日を含めて相当量が読破できそうです(あくまで自分比ですが…。)。
さて、今更何ですが、「金持ち父さん貧乏父さん(改訂版)」を読みました。
<改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本):Amazon.co.jp>
https://www.amazon.co.jp/dp/4480864245/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_cUC8Fb9CHEEG6
いやぁ、名著とは言われていましたが、この本、仕事を始める前に絶対に読むべき本ですね。
2人の父(のような人)を持つ筆者の実体験(?)をもとに、職業とは何か、ビジネスとは何か、資産と負債とは何か、お金とは何か、といった関係性を実にわかりやすく示した本です。
早く読んでおけばと後悔し切りです。。。
とはいえ、ここまで感激した背景には、正直なところ、職業とは何か、ビジネスとは何か、資産と負債とは何か、お金とは何か、といった関係性を突き詰めることなく、ある意味で漫然と弁護士業を11年もやってきたからこそ(汗)目からウロコといった部分もあったからでしょう。
一番のクリティカルヒットだったのが「職業とビジネスの関係について」です。
この本を読まれていない方には「ん?」という話でしょうが、これが実は多くの人が誤解する部分のようです。
「職業」というのは、人がスキルを持ち、手を動かして収入を得るための手段をいいます。
弁護士という職業であれば、まさしく相談を聞き、書面を書き、裁判所に出頭するといったような行動を指します。
一歩で「ビジネス」というのは、自らが持つ「資産」から収益が生み出されることを意味します。
そういうと、どうもビジネスという語感とマッチしないと感じる方もいらっしゃるでしょうが、この本ではそのような定義をしています。
「資産」というのがこの本ではキーワードになっているのですが、収益を生み出す財物、すなわち収益不動産などは「資産」、収益を生み出さない財物、すなわち自家用車などは「負債」という整理がなされています。
この定義に当てはめるとすると、弁護士は単なる職業であり、法律事務所を開いて、集客をして、報酬を頂くことはビジネスにあたらないというのです。
これはなかなかにショッキングなところです。
この「職業」か「ビジネス」かのメルクマールが「もし、自分がその場にいて働かなければいけない」かどうかであるというのです。
このメルクマールによるとすれば、私(荒木)のやってきたことはほぼ全てがビジネスに当たらないことになるわけです(呆然…)。
しかし、常日頃から「システム化」「仕組み化」「自動化」を唱えつつも、なかなかにビジネスモデルの改革が進まず、いつまでも手作業に頼らざるを得なかったことの根本的な原因は、この「職業」と「ビジネス」の切り分けができていなかったことなのか、と合点しました。
「職業」はいくら熟達しても、いくら効率化しても、いくらシステム化しても「職業」のままなのであり、「ビジネス」に昇華することはないわけです。
この原理をもとに根底からビジネスモデルを見直さなければならない、そう思った次第です。
1つの言い訳ですが、弁護士が受けてきた教育はまさしく「職業教育」なのであり、むしろ「ビジネス」を排除するような教育(例えば、「事務員に任せてはいけない」とか「他者に受けた案件を回してはいけない」など)を受けてきた影響は大きいでしょう。
しかし、残念ながら弁護士でも横領など重大な倫理違反(というか犯罪)を犯す人は後を絶たず、その背景には収入の不足の問題も大きなウエイトを占めています(一般の方には想像しにくいかも知れませんが、お金に困っている弁護士も一定数いるのです。)。
その意味でいうと、「職業」を強調するあまり、「ビジネス」をないがしろにするのは、却って「汚職」を生むことにつながっているのではないかと思います。
職業人としても「ビジネス」の大切さを知っておかなければ、結局、どこかで限界を迎えることになってしまうのかもしれませんね。
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