投稿日:2021年01月01日

【札幌 弁護士コラム】新年にあたって目標設定のお話:目標と行動の連続性とは

こんばんは、荒木でございます。

 

年が明けました。

今年も宜しくお願い致します。

 

新年ということで目標設定を改められた方も多いことかと思います。

かく言う私(荒木)も新たな事業を2つ立ち上げる目標設定をしております。

この2つの事業についてはおいおいお知らせして参ります。

 

さて、目標設定をどのように行うか。

これってなかなかに難しいことだと思います。

 

1つのパラメーターとしては、定量的か、定性的か、といいうものがあります。

定量的とは、数値化できるものであり、例えば「年収●●円」とか「体重●●キロ」といったようなものがあります。

定性的とは、数値化ができず、明確に達成できたかどうかが判断のつかないものであって、例えば「人に好かれる人になる」とか「いつも気を入れて行動する」といったようなものがあります。

 

もう1つのパラメーターを取るとすれば、目標の高さ、です。

定量的にしても、定性的にしても、どの程度、実現可能性が高い目標を設定するか、という問題があります。

例えば、年収3000万円を目標として設定する場合、その人の置かれている立場によって実現可能性が大きく異なります。

昨年の年収が500万円だった人と、2500万円だった人で達成可能性が大きく異なることはお分り頂けるかと思います。

 

これら2つのパラメーターを意識したうえで、抽象的な目標から具体的な目標に向かって順次、目標を作って行くのが基本的な考え方です。

 

しかし、私(荒木)が特に目標設定について難しいと考えているのは、「目標設定に対する連続性」の問題です。

例えば、年収を例に取ってみましょう。

年収600万円のサラリーマンの人が、年収800万円を目指すとしましょう。

この人の会社では、契約を1件取れば10万円のインセンティブ報酬が与えられる決まりになっているとすれば、契約を20件取れば目標が達成されることになります。

これは目標と行動に連続性が見られるものといえます。

 

一方で、(私(荒木)を含め)フリーランス的な動きをしており、かつ客単価が高い仕事となると、1件とれるかどうかで100万円だったり200万円だったりが変わってきます。

しかも、そういった仕事であれば、自分の努力と成果が正比例していることが感じられない(実際に正比例していない)ことが往々にしてあります。

そうだとすると、目標設定に対する逆算思考が働きづらくなり、日々の行動と年収という成果が連続しているのかが分からなくなる部分が生じることになるでしょう。

こういったことがあると、目標が行動のモチベーションとして機能しなくなります。

 

目標設定の最大の効用は、日々の行動を規律することにありますが、その機能が果たせなくなってしまうとすると、目標設定の意味がなくなってしまいます。

このような場合には単に年収だけを目標に置くのではなく、年収だけを目標にするのではなく、その下位にある目標、すなわち、案件数、客単価、相談数等、より精緻な目標設定を行うことでより目の細かい目標設定が可能になります。

 

とはいえ、これでも顧客からの案件がいつ来るかわからない、どれだけくるかわからない、それらが自らの努力と紐づいているのかわからない、など変数がコントロールできない部分があります。

そうだとするならば実は年収を目標として設定するのが間違っているのではないか、と疑ってかかるのも一つの手段ではないかと思います。

結局突き詰めて考えたとしても、自分の行動と年収に連続性がないのであれば、実は自らにとって年収は大きな問題ではないのであり、逆に「自分はどうしたら行動を律することができるか」と自分を見つめ直してみることも必要になるのではないでしょうか。

 

今日は新年に当たってということで、少々抽象的でしたが、目標設定について書いてみました。

お読みいただきましてありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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