投稿日:2020年12月07日

【札幌 弁護士コラム】商売の基本中の基本、「相手の売上げを考える」に立ち返る

おはようございます、荒木でございます。

 

今日は朝から顧問先様との既存案件の打合せ、午後は社外監査役を務める会社の打合せ、夜は顧問先様への協力会社のご紹介といった一日です。

 

さて、突然ですが、商売において大切なこと、何だと思いますか?

 

これには沢山の答えがあるでしょう。

私(荒木)は、その中でも基本中の基本というものがあると思っています。

それは、「相手の売上げを考える」ということです(BtoBを想定するとですが。)。

業種にもよるので厳密にいえば「相手の利益を考える」ということになるかも知れません。

この基本を持っているかどうかで行動パターンは大きく変わってきます。

 

例えば、ホームページ作成業者などを例に挙げてみましょう。

ホームページ作成と保守管理に1年あたり100万円かかるとしましょう。

それに対して、クライアントの売上げがいくら立つと見ているのか、という考えがあるのかどうか、ということです。

そもそも100万円以上の売上げが立たないのであれば、ホームページの作成を勧めるべきではないはずですし(売上げに直結しないブランディングの意味はあるかも知れませんが)、一方で大きな売上げが立つ見込みがあるのであれば、積極的な提案を行ってしかるべきです。

しかし、そもそも「クライアントの売上げなど考えたことがなかった」とか、「クライアントの売上げはクライアントの努力次第でしょ」とかそういった考え方の業者が大半なのでしょう。

だからこそ、真摯にクライアントの売上げ、利益に向き合っていけば自ずから競争優位に立てることは明らかです。

 

弁護士業でいえば、法的手続をやることがクライアントの利益にとってプラスになるかどうか、という視点が必要です。

基本的には金銭的な意味でのプラスかマイナスかを判断することにはなりますが、少し難しいのは「あいつは絶対に許せないので徹底的にやってほしい」といったような案件です。

もちろん、金銭的な意味以外にクライアントにメリットがあるとするのならばそれはそれでやる意味はありますが、それが単なる復讐心や怨恨に基づくものだとすると考えなければなりません。

そのようなものでなければ、金銭的にプラスになるかマイナスになるかの見通しをクライアントに示し、やるかどうかを決めることになります(もちろん、想定通りにいかないことも多々あるのですが…。)。

 

このようなことは言ってみれば当たり前なのですが、自らの売上げや利益を最初に考えてしまうと全く行動原理が別になってしまいます

ビジネスに携わる者としては、この「相手の売上げを考える」という基本的なことを常に思い返さなければなりません。

 

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