投稿日:2020年11月29日

【札幌 弁護士コラム】コロナが教えてくれた「衆人環視の消滅」

こんばんは、荒木でございます。

 

今日はM&Aのお話をちょっとお休み。

雑感を書いてみます。

 

さて、コロナの話も半年を軽く超え、間もなく1年間になろうとしています。

その中で起こっているのが「リアルの分断」という事象ではないでしょうか。

 

テレワークしかり、オンライン飲み会しかり、年末が近づいていますが帰省もオンライン化しつつあります。

そのような中で人によって程度の差こそあれ、リアルで対面する機会が減少しているのではないでしょうか。

 

そのような影響はそこかしこで発生しているものと思われますが、その一面として挙げられるのが「衆人環視の消滅」という現象です。

「衆人環視」とは、このブログでも何度も取り上げていますが、簡単にいうと「人の目」です。

悪い言い方をすると「監視」ですが、良い言い方をすると「見守り」とでも表現できるでしょうか。

ともあれ人から現に見られているということ、見られている人は見られているという意識を持つという、対になった状況を表しています。

そのような状況がコロナによって一部分でも消失していることは否めないのではないでしょうか。

 

たとえば、テレワークになったとき、職場にいたときと同じように8時間、フルタイムで働いているでしょうか。

あくまでも私(荒木)の想像にはなりますが、多くの人がその出力を低下させているのではないでしょうか。

それというのも、「小人閑居して不善をなす」という言葉がありますが、よほど人物が優れていなければ、目を話したすきに悪いことをやってしまうのが人間だからです。

残念ながら、(当然私(荒木)を含めてですが)自由な状態に放り出されても、やるべきことをきちんとやる、言われていないことでも自主的に頑張る、という人はごく限られているのではないでしょうか。

 

これは、やるべきことをできない人を責める意味でもなんでもなく、「人とはそういうものだ」ということです。

そうだとすれば、そのような前提に立って何をするべきかを考えなければならないのではないでしょうか。

 

考え方は色々です。

衆人環視の状況がないのであれば自らが作り出そうとする、そもそもやりたいことがあるのであれば寝食を忘れてやるはずなのでもう一度やりたいことを見つめ直す、自分がやることを裏切ってはいけない人に宣言する、そのような方法が考えられるでしょう。

いずれにしても人は元来、怠惰な生き物なのである、という前提に立たなければなりません

認めたくなくても、実際はそうなのですから止むを得ません。

 

コロナによって怠惰になってしまった、と悲観的に見るのではなく、コロナによって人間の本質に気付かされてくれた、という前向きな捉え方ができるとすれば、対処法が見つかることの第一歩となるのではないでしょうか

 

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