投稿日:2020年11月12日

【札幌 弁護士コラム】地方M&A基本情報シリーズ①:買主と売主、どっちが多いの?

こんばんは、荒木でございます。

 

今日は朝から書面作成、昼のつなぐ相続アドバイザーズの打合せを挟んでさらに書面作成という一日でした。

 

さて、私(荒木)の本業になりつつあるのがM&A。

手元でもM&Aの情報の収集などに費やす時間が多くなっています。

そんなわけで、少々、M&Aのお話を進めて行きたいと思います。

 

まず、というところでですが、よく受ける質問の1つに「M&Aの業務って、売り情報が多いんですか。それとも買い情報が多いんですか。」というものがあります。

売り情報というのは、会社を買ってほしいという情報、買い情報というのは、こんな会社を買いたいんだという情報をいいます。

 

この点について、結論を申し上げるとすれば、「圧倒的に買い情報が多い」ということになります。

最もわかりやすく理由を説明するとすれば、「1つの会社は、自社を売るのは1回であり、他社を買うことは複数回あり得るから」ということになります。

すなわち、資金余力があり、M&Aによる規模拡大を目指す企業は何度でもM&A市場に登場するのに対し、(例外はあるものの)自社を他社の資本に譲ろうとする会社はそれが会社の最後の姿になってしまうということです。

そして実際にM&Aの業界には「ストロングバイヤー」と呼ばれる会社があり、M&Aを繰り返すことにより業績を伸ばす会社が少なくありません。

 

これが札幌のような地方に行くとどうか、というと、同じような部分もないでもないですが、あまり目立たないというのも事実です。

それというのも、東京に比べて地方というのは上場企業が少なく、M&A市場において登場する割合も低いため、大っぴらに公表されることが少ないものであるという事情があるでしょう。

また、地方では大企業にも一定の限度があるため、資金的な余力が必ずしも大きくないという事情もあります。

しかし、そうはいっても買いの意欲を見せる買主が多く、売主が出てくればどこかが食指を伸ばそうとする、という状況は変わりません。

 

そういったような状況ですので、私(荒木)が代表を務めている北海道M&A協会でも、基本的には売りの情報を頂いて買主を探すために動く、というのが基本的なパターンになっています。

逆に、買いの情報を頂くこともありがたいのですが、ある程度ストックしておいて、何か売り情報が入ってくればご紹介させて頂く、というのが基本的な立場になります。

 

このような状況をご存知になっていれば、自社が買い側、売り側のどちらに立つ場合であってもスムーズな対応が可能になるのではないでしょうか。

 

しばらく地方におけるM&Aに関する基本情報をお伝えして参りたいと思います。

 

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