おはようございます、荒木でございます。
今日は朝から介護業界のM&Aのセミナー(受けるほう)、ロータリークラブへの出席、M&A関係の打合せ、遺産相続案件の打合せと盛りだくさんです。
さて、医師と弁護士はよく比較されるわけですが、問題の解決の手法にあたっても共通する部分が多いように思います。
まずは、依頼者(患者)との契約関係であれば、委任契約又は準委任契約という類型になります。
この契約の意味合いとしては、要は請負契約のように「仕事の完成による報酬の発生」=「結果に対する報酬の発生」ではなく、「手を動かしたことによる報酬の発生」がある、ということです。
医師であれば、手術をしたからといって100%治癒する場合だけではないでしょうし、弁護士であれば、訴訟をしたからといって100%勝てるわけではありません。
むしろ、弁護士の場合には理論値としては50%しか勝てないはずです。
また、依頼者(患者)との接し方についてスタンスが問われる点も共通しています。
すなわち、依頼者(患者)とどこまで親身になり、どこまで我が事と思って対応するか、という点です。
もちろん、依頼者(患者)側からすれば、とにかく自分に親身になってもらい、我が事と思って対応してほしいことと思いますが、とは言いながらも医師も弁護士も常時大量の案件を抱えていますので、物理的な限界がそんざいします。
よくテレビドラマなどで弁護士の話をやっていると、1話に1件しか取り上げられないことがほとんどですが、実際には毎日少なくとも10件以上は何らかの対応をやっているわけですので、なかなかじっくりと1つの案件に取り組むことができないというのが実際のところだといえます。
さて、そんな共通項がある中で、依頼者(患者)としては、どのように医師や弁護士に向き合えばいいか、というところがあります。
やはり本来的には病気の治癒や紛争の解決を委ねたいわけですので、丸投げしたいというのが本音のところになるでしょう。
しかし、残念ながら病気の治癒でいえば投薬したり、手術したりすれば治るものだけではなく、日々の食事や運動に気を付けなければ良くならないものもあります。
同様に紛争も、根本的な解決という意味においては、依頼者自らが手を動かさなければ進まない部分もありますし、依頼者が考え方や態度を改めなければ根本的な解決にならず、また紛争が再発する事例も多々あります。
例えば、会社が残業代請求を受けており、その根本原因が就業規則が誤っていることにあるのであれば、就業規則を変えない限りは何度でも残業代請求が来ることになります。
そのような意味で、病気も紛争も「丸投げ」では解決しないと考えたほうが健全であるといえます。
病気や紛争は人任せにせず、自らの意思で解決する。
このような態度が健康で平和な人生には必要なことではないでしょうか。
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