投稿日:2020年11月03日

【札幌 弁護士コラム】年賀状や喪中はがきに見る事物の螺旋的発展とは

こんにちは、荒木でございます。

 

年末も近づいてきて、そろそろ年末の行事への対応が始まるという方も少なくないのではないでしょうか。

 

当事務所でも毎年の年賀状(今年は喪中なので喪中はがき)、お歳暮の準備などが始まっています。

そこで年賀状や喪中はがきについて、改めて「これは何のために出すのだろう」と考えてみました。

 

第一義的には、もちろん「ご挨拶のため」ということになります。

ドライな言い方をすれば「社交儀礼」ということなのかも知れませんが、日本人の気質からすると、こういった社交儀礼がきちんとできるかどうかで人物を見るという部分も否めないところでしょう。

そうであるがゆえに、ルールを守らないものがあれば「あれ?」と思ってしまうこともあります。

例えば、年賀状でいえば、松の内までに送る(それを過ぎたら寒中見舞いにする)、喪中のところに送らない、といったルールがありますし、そもそも人の名前を間違えない、2通以上送らない、という当たり前のこともベースにあります。

 

これらのことが「できて当たり前」と思われる方も多いかもしれません。

しかし、これが1000通、1万通となってくると、やはりシステムの作り方によって精度が落ちてくる部分が生じ、ミスが発生します。

「ある程度は仕方ない」と見る向きもあるでしょうが、私(荒木)のような事務所であれば、そのような部分で事務処理能力を図られている部分も多分にあるように考えています(訊いても正直に答えて下さるかわかりませんが…。)。

ですので、年賀状1枚、喪中はがき1枚にしても、実は結構、気を遣っているわけです。

 

一方、年賀状を廃止するという動きも強まっています。

ご案内の通り、メールでのコミュニケーションが当たり前になり、さらにSNSに移行しつつあるという現代において、わざわざ紙に印刷して送るというのが迂遠な手段と思われる部分もあります。

この反面において、デジタルが苦手な方が一定数いらっしゃるというのもありますが、それ以上に、紙媒体で送ることに「様式美」を見出すということもあるのではないかと思います。

通信手段という括りでいえば、それはメールやSNSのほうが効率的であることは間違いありません。

しかし、わざわざはがきを使うということにこだわりであったり、メッセージ性を見出すこともできるのではないでしょうか。

 

こういった考え方がどんどん劣勢になっていることも自覚はしていますが、その一方で「事物の螺旋的発展」として紙媒体若しくはデジタルだけではない何らかの媒体がいずれ見直されるタイミングも出てくるのではないかと、ひそかに考えています。

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