こんばんは、荒木でございます。
今日は朝からスタッフとの1on1ミーティング、不動産の任意売却の立ち合い、M&Aのセミナー視聴、明日の尋問の準備という1日でした。
さて、昨年から事務所内で1on1ミーティング(私(荒木)とスタッフが1対1で30分話をするミーティング。お題はスタッフが自由に決める。)を導入しているのですが、改めて思うのは「人格は一体になっている」ということです。
すなわち、スタッフにとってアンサーズ法律事務所で勤務している間は、事務スタッフという立場ですが、家に帰れば主婦であり、子供の母であるという立場、副業をしていれば個人事業主という立場を持っています。
そのような中で、いかに職場であるとはいえ、事務スタッフという立場だけを求めるというのは困難であり、また求めるべきではないと思うわけです。
例えば、子育て中の従業員を雇っている経営者であればよくある話だと思いますが、「子供が熱を出したので休みたい」というお話。
これも事業体にとってみれば、一時的にせよ、労働力の減少を招く話ですので、事業の業績だけを見るとすれば望ましくない話です。
しかも事前の有給申請がある休みとは違って、突然発生するものですので、その日のシフトや予定が狂ってしまうことも往々にしてあります。
このような事象が発生した場合に経営者としてどのように向き合うのか、企業の理念、姿勢が問われる場面です。
もちろん、「生産性命」を掲げる立場もあるでしょうし、企業が営利団体であることからすると否定されるべきものではありません。
しかし、私(荒木)が見るに、最近の労働関係紛争というのは、これまでに比べて格段に小さい火種から起こっているということに目を向けなければなりません。
ベテランの経営者からすると、ちょっと厳しいことを言ったらパワハラ、ちょっと異性の容姿について触れたらセクハラ、1分立ち話をしただけでも残業代、そんなことが現実の紛争として発生しているのです。
だからこそ、従業員を労働力を提供する機械としてみるのではなく、意思ある存在として人格を尊重しなければならない時代になっているのではないかと思います。
私(荒木)も散々、法律の技術論的な部分を語ってきましたが、最終的に紛争になるか否かは「人としての扱い」に尽きるのではないでしょうか。
すなわち、どれだけ厳しい職場であっても人として尊重されているという意識が持てる職場であれば紛争は起こらないでしょうし、どれだけ緩い職場であっても人として生きている感覚を失うような職場であれば紛争は絶えないでしょう。
…ということで、私(荒木)のやっている1on1ミーティングというのは、職場としての人格を離れて一個の人間として話し合う場を持っている、というつもりです。
スタッフからすると、そのようなことを考えてやっていることが十分に伝わっているのかいささか不安ではありますが(汗)。
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