こんにちは、荒木でございます。
今日は先々週に続いて東京出張です。
金融関係の専門家の方との情報交換、M&A案件の情報交換などの予定です。
行っただけの成果を挙げてきます。
さて、最近、スタートアップに絡むこともよくあるのですが、やはり思うのが「法律なくしてビジネスなし」ということです。
ビジネスはお金と商品やサービスの交換を行うものですが、そこにはまず必ず契約が存在します。
契約が存在するからこそ、正当な意味での価値交換が行われることになります。
お金をもらう権利のことを法律用語では債権といいますが、債権の発生原因には、契約、不法行為、不当利得、事務管理の4種類しかありません。
この中でビジネスで用いられるとしたら契約しか考えられません。
(ごく一部、不法行為に基づく債権をはっせいさせる当たり屋だったりとか、(不当利得返還請求権ではないですが)不当利得を得ようとする振り込め詐欺だったりといった特殊なものはないでもないですが。)
そう考えてみれば「ビジネスを立ち上げる=契約関係を構築する」ということになり、契約の前提となる法律関係を無視することはあり得ないことになってしまうわけです。
もちろん、ビジネスの立ち上げ当初から完璧な形での契約関係の構築といったことは難しいでしょう。
企業の成長とともにスキのない形を作り上げていく、という発想は必須かと思われます。
ただ、ビジネスを外部的な発生事象の確率コントロールとして見るのであれば、法務リスクについてもコントロールできることが望ましいのは間違いありません。
すなわち、上手くいくビジネスというのは、顧客数、顧客単価、売上高、原価率、一般管理費比率、利益率、支払税金額、成長率、自己資本比率といったようなパラメーターのコントロールが可能であるものであり、不確定要素が少しでも小さいほうが勝ち残りやすいものです。
そのような中で、契約を初めとする法務リスクは、一旦顕在化した場合のリスクが大きく、備えておくべき必要の高い部分であるといえます。
ビジネスを行うということは契約を行うということ、法務リスクの回避なくして順調な経営は成り立たない。
スタートアップ企業においてはこのようなことを意識しておく必要があるのではないでしょうか。
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