おはようございます、荒木でございます。
今日は朝から既存訴訟案件の打合せ、昼に新規の顧問契約のご相談、夜は取引先様らとの会合です。
さて、価値提供の話を続けます。
お金との関係、価値を価値として感じてもらうことについてお話してきました。
今回は価値提供を具体的にどんな形でやっていくか、というところに話を進めて行きます。
価値提供の手法として一番わかりやすいのが、専門的な知識やソリューションを提供することです。
医師なら治療を行うことですし、料理人なら料理を作ることですし、弁護士なら紛争を解決することです。
これは誰にもよくわかることだと思います。
さらに進んでいうなれば、専門性の中でも「この人にしかできない」というものがあれば、その人が提供できる価値は無限大に近くなるわけです。
しかし、専門的な知識を持っていなかったり、専門的といってもそれができる人がごまんといるような知識しか持ち合わせていない場合にどうするか、という問題に直面します。
かくいう私(荒木)であっても、弁護士としての知識が弁護士の中で抜きん出ているというつもりは全くなく、正直なところで述べるとすれば、「訴訟をやってくれ。」といわれた場合に他の弁護士に比べて特殊なことができるわけではありません。
このような意味で、表面的な専門性だけでは、実は取り立てて高い価値が提供できないこともおわかり頂けるでしょう。
ここで考えておかなければならないのが、価値提供をする場合の5W1Hです。
5W1Hによっては価値が増すこともあれば、逆に価値が低いものになってしまう可能性もあります。
例えば、普通のペットボトル入りのミネラルウォーターを売る場合、市中のコンビニなどで売るとすればせいぜい100円程度のものですが、水のない環境で走っているマラソンランナーに売るとすればその価値は倍増するでしょうし、極端な話、砂漠の真ん中で行き倒れになりそうな人に売るとすればいくらでもいいから売ってくれ、ということになるでしょう。
私(荒木)のような弁護士の例でいえば、最近、めっきりと無料法律相談が各所で行われるようになり、法律相談を受ける価値というのは以前に比べると格段に下がっています。
しかし、そのような無料法律相談を受けるためには、法律相談センターへの申込みが必要になったりして、手間がかかるというのと、即座に相談が受けられない、ということがあります。
一方で、たまたま私(荒木)が同席している会食などでさらっと聞きたいこと質問して、答えてくれるのであれば同じ無料法律相談だとしても後者の方が利便性が高く、価値がもたらされたことになります。
さらに進んで、専門的な知識を全く持っていない、という場合の価値提供は何か、ということも問題になります。
この場合には価値提供をすることはできない、というのは早計です。
専門的価値が分かりやすいものとして存在しますが、人には社会的欲求が存在しますので(例のマズローが言っているやつです。)、その社会的欲求を満たすことも価値になります。
そして社会的欲求を満たすためには必ずしも専門的知識が要求されるものではありません。
例えば、人の話を傾聴したり、人に共感を示したり、人をほめたりすることでも、それをされた人の欲求が満たされるのであり、価値提供をしたということになります。
専門性を活かした価値提供は、価値として分かりやすいが、5W1Hを意識する必要がある。
専門的知識がなくても社会的欲求を満たせれば価値提供になる。
こういったことを意識しておかれると、日常的に価値提供ができる体質が身に付くのではないでしょうか。
次回は価値提供とそれに対するリターンについてお話を進めて行きます。
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