おはようございます、荒木でございます。
今日は朝からスタッフとの1on1ミーティング、つなぐ相続アドバイザーズの打合せなどです。
さて、今回も目標設定の話を続けます。
今回は直近であったことをベースにお話したいと思います。
最近、たまたまなのですが、若い世代の人と話す機会が連続でありました。
まず北大の2年生が1人、一橋の2年生と4年生がそれぞれ1人、続いて司法修習生が2人と、それぞれ状況は少しずつ違うのですが、悩んでいる(というほどでもないでしょうが、考えている)ことを抽象的に見ると、みんなが目標設定の問題に行き着くことがわかりました。
ここで敢えて大学名や立場を明かしたのには意味があるのですが、いずれも(それなりに)将来安泰という立場に至る可能性が高いスペックを持っているという前提があるためです。
「安泰」というと聞こえはいいのですが、経済的に安定し、社会的な地位も低くない位置に置かれたとき、「それでいいや」と思う場合と「何か違うんだけどな」と違和感を感じる場合が生じ得ます。
5人から聞いた話は、それぞれにニュアンスが違いましたが、私(荒木)のほうで要約、意訳するとすれば、「大体の将来像は見えているけれど、それが自分にとって最適なのかわからない」という悩み(疑問)であると聞きました。
この原因というのは、入った会社なり、就いた職業なりにおいて既に存在するルールに巻き込まれる部分が大きく存在するからです。
すなわち、会社に入ったら社是社訓があり、業務マニュアルがあるわけですし、弁護士になったとしたら弁護士会のルールや慣行があり、通常の業務のやり方というものが確立しているというわけです。
その中において独自性を発揮していくというのは、必ずしも容易ならざることなのかもしれません。
一方で、一旦、その会社なり社会に身を投じたとすれば、転職することなどが容易でない場合も多く、撤退障壁が存在すると考えられるケースも多いでしょう。
その反面、会社にも入らず、一般的に認知されているような職にも就かなければ自分の将来像が実現しやすいかというと、そうでもないのが難しいところです。
「貧すれば鈍す」とか「恒産なくして恒心なし」といったような言葉がありますが、一定の収入が確保できている状況でなければ、目の前の生活にとらわれてしまうものであり、自分の目標とは何か、ということを考える機会を作ることも難しいでしょう。
このような意味で、外部的なルールに巻き込まれることと、収入を得ることはトレードオフの関係に立つことが多く、それと同時に目標設定が可能かどうかということも影響を受けるということになります。
目標設定というのは自己完結するべきものではありますが、外部環境と全く切り離されたものかというとそうでもありません。
一定程度、外部環境を受け入れ、目標設定のできる環境を整えたうえで、自らの意思を持つ、という一種の「高度な知的遊戯」が目標設定の背景には存在するのかもしれません。
若者たちと話す中でそのようなことに思いを致した次第です。
次回も目標設定の話を続けたいと思います。
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