投稿日:2020年07月27日

【札幌 弁護士コラム】弁護士の裏側(4):弁護士の「専門」とそれを訊かれたときの答え方とは

おはようございます、荒木でございます。

 

今日は、朝からロータリークラブの業務、顧問先様のご相談、社外取締役を務めるエコミックの役員での会食、顧問先様とのweb会議とビッシリの予定です!

今日もフルスロットルです!

 

さて、弁護士の裏話を続けます。

今回は専門分野のお話です。

 

私(荒木)もよく「荒木さんの専門って何ですか?」と訊かれます。

これって実は答えにくい質問で、相手の想定している回答を想定して答えなければなりません。

「専門」と一言で言ってみても、様々な切り口があるわけで、

「ファイナンスが専門です。」という答えもあったり、

「契約書を作るなど予防法務が得意です。」という答えもあったり、

「訴訟で争うよりも和解に持ち込むのに長けています。」という答えもあったり、

「医療系の法務を多く扱っています。」という答えもあったりします。

これらというのはそれぞれが背反するものではなく、答え方の次元がそれぞれ異なっています。

 

弁護士目線での専門というと、上記では「ファイナンス」ということになりますが、一般の方からすると「???」となってしまうことも往々にしてあります。

これが「離婚」や「相続」といった一般の方にもなじみがある分野であればわかることもありますが、少しマニアックな方面に行くと(私(荒木)もそうですが(汗))、今一つ理解してもらえない、ということになってしまいます。

 

一方で、会社経営者の方と話す場合であれば、一番下の「医療系」といったような言い方が通じやすかったりもします。

弁護士目線で考えると、業種によって問題になりやすい部分と、業種関係なく共通している部分とがあり、あまり業種別に特化した法務サービスを提供してこなかった、というのが現状です。

例えば、「労働事件の大家」という弁護士はいても、「運送業の大家」というという弁護士は寡聞にして聞きません。

唯一、業種に特化していたというのが「医療過誤」の分野であったといっていいかも知れません。

しかし、最近では弁護士数の増加もあったり、企業からのニーズに押されたりした部分もあって、「ITに強い弁護士」といった業種特化型の打ち出し方も出てきています。

 

そんなわけで、そもそも「専門」といった場合の定義が違うことを意識しなければならないため、私(荒木)などは相手の顔色を見ながら答えるようにしています(笑)。

私(荒木)の場合は、基本的に「企業法務を中心にやっています。」と答えることが多いですが、一般の方向けには「相続も多く扱っています。」という答え方であったり、ある程度、法務がしっかりしている企業の方に対しては「契約書作成を中心とした予防法務を得意にしています。」といったような答え方をすることもあります。

なかなか難しいものですね。

 

というところで、今回は弁護士目線での「専門」について話をしようと思っていましたが、少し長くなってきましたので、このお話は次回に持ち越したいと思います。

 

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