投稿日:2020年06月29日

【札幌 弁護士コラム】閑話休題:荒木の詳細プロフィール⑥

こんばんは、荒木でございます。

 

今日は、朝からオンラインコンサル(私(荒木)がコンサルを行うほう)、顧問先様の個別案件のご相談が2件、その他の顧問先様の契約書対応などを行い、夕方に北海道M&A協会のセミナーの打合せなど、なかなかハードな1日でした。

北海道M&A協会のセミナーについては、なかなかのビッグネームをご招待することとなりましたのでご期待ください!

 

さて、プロフィールの続きです。

東京時代に別れを告げ、札幌の時代に入りました。

 

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7.札幌移籍

札幌に移籍した私(荒木)が入ったのは、ボス弁(経営者弁護士)が1人、イソ弁(勤務弁護士)が1人(司法修習の同期)の何の変哲もない街弁(街の弁護士。街の電気屋さんみたいな感じです。)の事務所。それまで300人規模の法律事務所にいたことからすると、全くの隔世の感がありました。

そしてこの段に至って初めて、離婚、交通事故、債務整理といったいわゆる一般民事事件に触れることになりました(刑事事件はMHM時代にも経験していました。)。そこで感じたのが、「世の中、そんなに綺麗に整理されていないんだ。」ということ。これはなかなかに衝撃がありました。それというのも、ここまでお読みになって頂いたとおり、私(荒木)は勉強してきた期間が大半であり、仕事を始めてからというもの、大企業の人としか接してこなかったわけです。本当の意味で、他人の人生の悩みや苦しみなどといったものに直に触れたのはこの頃だったのかもしれません。

経済的な面でも大きな変動がありました。やはり四大法律事務所というのは、全国的に見ても給与水準というのはトップクラスであったわけで、ほぼ何も考えず(汗)転職してしまった私(荒木)が給与ダウンを避けられなかったことはいうまでもありません。それを慮ってボス弁は、「荒木先生、ごめんな。給料が半分になってしまって。」と言ってくれましたが、何も考えていなかった私(荒木)は、「先生、違うんです。半分じゃないんです。3分の1なんです。」と言い放った記憶があります(笑)。実際の金額は想像にお任せします(汗)。そのように定額で頂ける給与は激減したわけですが、運よくというべきか、個人事件は最初からそれなりに取れるようになっており、給与+個人事件の金額でいえば、東京時代から減少するということはありませんでした。

そのような金銭的なものを除いていうなれば、一番うれしかったのはボス弁から大変に重用して頂いたというか、肯定的な評価を常に頂いたことです。確かに、この当時でも契約書関係については、東京時代に散々鍛えられてきましたので、契約書を作成するスキルやレビューするスキルはおそらく札幌ではそれなりのところまでの力があったのでしょう。しかし、こと一般民事の事件処理であったり、その手前の一般の方をお客様として扱うスキルといったものはまるで大したことがなかったはずです。それでもボス弁は、(どのような意図であったかはいまだに明確に確認していませんが)常に肯定的な評価をして頂き、私(荒木)からするといいところを伸ばしてもらうような教育をして頂いたように思います。この時期において、それまでとんでもなく低かった自己肯定感というものが初めてプラスに転じたような思いがありました。この点においては、ボス弁に感謝してもしきれない思いを持っています。

そんなわけで、居心地がいい事務所であったのですが、私(荒木)はせっかく北海道にもどってきたがため、どうしてもこれをやりたいという思いが募っていました。それが「北海道経済を良くする」ということです。なぜ外様の私(荒木)がそのような想いを持つにいたったか、ということですが、短期間ながら司法修習、札幌でのイソ弁時代を過ごさせてもらい、本当に快適な思いをさせてもらいました。その一方で、どうしても経済のレベルは東京に見劣り、それに起因して人の幸福レベルが抑えられてしまっているのではないかと感じたわけです。だからこそ「一隅を照らす」ということであったとしても、自分が何らかの事を成し遂げ、経済に貢献していきたいと考えるに至りました。

このような想いがあったため、やはり自分で事務所を立ち上げなければと思うに至り、独立を志向するようになりました。

 

(続く)

 

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