こんばんは、荒木でございます。
今日は午前中からスタッフとの1on1ミーティング、午後からつなぐ相続アドバイザーズの打合せと外部の方を交えてのミーティング、夕方には新規の家族信託案件のご相談でした。
さて、M&Aの話をもう少し続けます。
私(荒木)が一般社団法人北海道M&A協会の代表理事に就任して間もなく1年が経とうとしています。
ここ1年、北海道内のM&Aに携わらせて頂いて感じたのは、「まだまだM&Aは成熟していない」ということとともに、「まだまだM&Aは成長してく」ということでした。
最近、私(荒木)がM&Aに携わっているということも各方面でご了解頂くようになってきており、セミナーや相談を依頼したいというお仕事の話も増えてきました。
しかしながら、そこで知り合わせて頂く多くの方は「M&Aはよくわからないから話を聞きたい」というところです。
これは何も、そのような方を非難したり、知識が劣っているということではなく、「まだM&Aが浸透していない」ということを実感させられる瞬間に他なりません。
M&Aが浸透してきて、誰もが「M&Aってこういうもんだよね」という共通認識ができてこそ、初めてM&Aが有効活用されるものであり、有益な使い方がなされるものではないかと思います。
しかし、一歩進んで考えてみると、M&Aが普及しない原因というのは、M&Aのプロモーションが足りないとか、M&Aが大学の授業でないからだとか、荒木の頑張りが足りないからだ(?)といった理由ではなく、経営とに対する考え方の成熟度の問題ではないか、と思える側面が生じます。
例えば、経営者の方に
「あなたの会社の目標は何ですか?」
と訊くと、答えられない経営者というのは無数にいます。
そのような経営者の会社が何を目指してやっているかというと、安定的な経営、というと聞こえはいいですが、要は「昨日やったことを今日もやる、今日やったことを明日もやる」という経営に終始してしまいます。
それでは会社がつぶれることは火を見るより明らかなはずなのですが、大半の経営者はこれに気付いていないのです。
そうすると、「新しいビジネスなんていらない」とか「新しいチャネルなど必要ない」とか「会社を拡大することは不要」とか、旧態依然とした経営しかしなくなってしまいます。
この状態ではM&Aなど出てくる余地はありません。
すなわち、M&Aが出てくる背景には、「もっと会社を良くしよう」とか「このままじゃダメだ」とか「イノベーションが必要だ」とか、そういった経営に対する攻めの姿勢が必要になってきます(買主側の立場ですが、あくまでも。)。
このような気持ちをもって少し外にでてみる(本を読んでみる)と、M&Aという言葉はそこかしこに転がっています。
これを有益なものと捉える感性が育って頂く必要がまずはあるのです。
私(荒木)がやっている「ど真ん中の」弁護士業というものは、基本的に表に出てくるものではなく、それがゆえに人の考え方を変えるというのには適していない商売だと思っています(反対意見はあるでしょうが。)。
しかし、M&Aに取り組む際には考え方をガラっと変え、まずは人の耳目を集め、M&Aを知って頂くことからすすめなければならないように感じております。
まだまだM&A普及への道のりは長いですが、地道に一歩ずつ進んでいきたいと思います。
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