こんばんは、荒木でございます。
今日は朝から債権回収案件での対応、久しぶりのロータリークラブの会合、顧問先様の対応中案件の打合せ、新規案件相談からの受任とフル稼働の1日でした。
朝から夜まで一気通貫で働き抜く感覚があると充実した感覚が生まれますね。
さて、今回は顧問弁護士の選び方、というタブーに挑戦します(汗)。
今回のお話はあくまで噂としてお聞きいただき、読んだら忘れて下さい(笑)。
まず初めにですが、顧問弁護士のいらっしゃる会社の方はなぜその弁護士を選んだか、顧問弁護士のいらっしゃらない会社の方は顧問弁護士を選ぶとしたらどういう基準で選ぶかを考えてみて下さい。
私(荒木)の予想ではこうです。
1位 知り合いに紹介されたから
2位 仲間として付き合っている人だから
3位 話してみていい人だと思ったから
4位 実績があると聞いたから
5位 仲のいい社長の会社の顧問だから
こんな感じではないでしょうか。
(あくまで札幌基準の話です。)
まぁ言ってみればあまり実力というのが直接的に加味されていないのが実際のところだと思います。
間接的な意味でいえば、評判というものもありますが、実力そのものと評判とはまたギャップがあるようにも思われます(私(荒木)自身も案件をやったりしないとわかりませんが。)。
まことしやかに言われる噂(札幌限定?)が、
「あの弁護士は権威があるから、相手方になる弁護士も裁判官も逆らえない。」
というものです。
まっとうな判断能力のある方なら「嘘に決まってるだろ?」と思う話ですが、どうも本当にこのような話があった模様です(あくまで伝聞ですので、噂は噂のままですが。)。
その弁護士が相手方代理人だと、誰も弁護士が受任しなかったという逸話も。
しかし、今ではそんなことはないわけですが、それでも重鎮としてあがめられている弁護士はいなくもありません。
ではそのような弁護士を新たに顧問弁護士にしたらどうか、ということですが、キャラが立ちすぎているのでなかなかに話ができないという苦情を多数耳にします(笑)。
もちろん相性もあるでしょうから、一概に否定はできず、経営者側のキャラも立っていたら意気投合するのかも知れません。
では、実力で選ぶとすればどうすればいいか。
これはなかなか難しい問題です。
実力といって、司法試験の成績を出してもらったら解決するかというとそうではないですし、実績を出してもらっても案件に個性があるので一概に比べられるわけではありません。
しかし「一事が万事」という発想をもってすれば、やはりファーストコンタクトが快適かどうかで判断することは大きいのではないでしょうか。
問合せを行ったことに対する対応スピード、話してみて意図が十分に伝わりやすいかどうか、相談内容に対して分析を加えて分かりやすく筋道を説明してくれるかどうか、といったようなところでは一緒に仕事をしていくうえでは重要な観点であり、1つが良ければ他もいいという推定が働きますし、1つが悪ければ他も悪いという推定が働きます。
逆にやってはいけないのが月額5000円や10000円といった価格差で選んでしまうこと。
(あ、うちの料金の話は一旦置いといてくださいね(笑)。)
前回まで書いてきたように、顧問弁護士の業務は時にクリティカルな部分に影響するものであり、それが5000円や10000円で図れるレベルの話ではまずありません。
何かしらのバックグラウンドを理解せず、安いからというだけの理由で弁護士を選ぶと、後で不満が出てくることが避けられません。
やはり本当の意味で顧問業務をやろうとすると、弁護士自身がコミットしなければならず、そうすると腕の立つ弁護士は忙しくなり、高額にならざるをえないのが市場原理なのです。
では、顧問弁護士に不満をもったらどうか。
遠慮なく解約してもらって結構です。
「解約する」といったら血相を変えて引き留めにかかる弁護士であれば、余計に即刻切るべきでしょう。
むしろ定期的に顧問弁護士を変える、もしくは比較検討する、くらいの意識を持たれてもいいと思います。
「他の弁護士に変えたら、弁護士会の中でうわさが立つ」というようなことは気にしなくて構いません。
そんなことを気にするような弁護士であればそもそも大して使えないと思ったほうがいいでしょう(笑)。
今回は本当に根拠のあるようなないようなことを好き勝手書いてしまいました。
(あと、自爆になりかねないようなことも多数書いてますね(笑)。)
あくまで個人的な見解ですので、信じるか信じないかは皆様に委ねます。
次回は顧問弁護士をやっていて思うことをざっくばらんに書いてみたいと思います。
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