こんばんは、荒木でございます。
今日は読書とオンライン決済システム研究の1日でした。
さて、コロナ自粛の影響で個人消費が冷え込んでいます。
かく言う私(荒木)も、夜のお付き合いがなくなり、東京などへの出張もなくなった関係で消費活動はかなり減っています(個人消費ではなく、事業経費ですが。)。
そうやって考えてみると「お金を使う」ということに思いを致さざるを得ません。
昨日の話の続きにもなりますが、「お金を使う」とはどういうことかというと、一言でいえば「価値の交換を行う」ということになります。
提供される商品やサービスが価格を上回る価値があれば購買されるでしょうし、そうでなければ購買されないでしょう。
ただ、難しいのは、「価値」というものが、購入者の属性、時期、ニーズ等によって左右されることです。
この意味でここでの「価値」は相対的にならざるを得ず、購入者の主観を排除することはできません。
この主観の中でも、最も意味が大きいのではないかと感じるのが、「買う目的に対する期待値の大きさ」なのではないかと思います。
例えば、「とにかく腹が膨らめばいい」という目的で食べ物を買うのであれば、期待値は低くなり、食べ物の価値は低く見積もられ、安いものしか買いません。
逆に、「この子は絶対に東大に入れたい」という強い目的意識があるのであれば、期待値は高くなり、塾や家庭教師を使うにしても金に糸目をつけないという購買パターンになるでしょう。
弁護士を使う、という事象についても同じことが言えます。
昨日の話で「弁護士の費用は高い」と言われることがままある、と述べましたが、これも同様だということです。
弁護士業務を単なる「事案処理」としてとらえるのであれば、その事案において請求する金額や請求される金額において価値が頭打ちになることになります。
しかし、特に企業において、弁護士業務の価値を「事業価値の一部」としてとらえるのであれば、その企業において成長の余地がある範囲にまで価値が拡大し得るわけです。
これをいかに捉えるかは、「依頼者が自らの事業に対する期待値をどれほど持っているか」という認識の問題に帰着します。
私(荒木)が繰り返し、かつ長々と申し上げているのは、結局のところ、
「自ら(自社)に本質的な期待値をもって、それを実現しようとして弁護士を使わなければ、費用として高く感じると思いますし、うまく行きませんよね」
ということです。
私(荒木)が提供できる価値というのは、未来志向が強く、成長を求めている企業や個人の方に向けてのものであり、そういった企業や個人の方からお話を頂くことが至上の喜びであると感じていますし、少しでも皆様からご理解を頂けたらと思っている次第です。