投稿日:2020年05月13日

【札幌 弁護士コラム】自ら渦を巻くことを意識すべきご時世とは

こんばんは、荒木でございます。

 

1回分、負債が残っていたようですので連投です(笑)。

 

毎日のように言っていますが、世の中は大変革の時代を迎えています(と、私(荒木)は思っています。)。

そのことには「大ピンチ!」という意味と「大チャンス!」という両面の意味があるものと考えています。

 

今までのルールが変わることがほぼ必定である以上、既得権益は無益なものになってしまうかも知れませんし、いままで積み重ねてきた知識やノウハウも生きなくなってしまう部分もあるかも知れません。

一方で、これまでやってきて日の目を見なかったものが、このようなご時世だからこそ重宝されるかも知れませんし、他人の既得権益であったものがポロっと自分のところに転がり込んでくるかも知れません。

 

このような変革の中でいかに動けばいいか、ということですが、私(荒木)にもよくわかりません(笑)。

あ、石投げないでくださいね。

 

言い訳ですが、このご時世、例えば著名な投資家の中でも底値となった株を買うかどうかで意見が別れていたりしますし、コロナウイルス感染者数の認定に関しても専門家の中でも異なる判断が出ていたりもします。

そんな中で確実なことを探すというのはある意味ではナンセンスなのかも知れません。

 

では、いかに行動すべきか。

その意味でいうと間違いないのは「他人の渦に巻かれるのではなく、自ら渦を巻く行動が大切である」ということです。

中島みゆきの宙船でいえば「おまえが消えて喜ぶ者に お前のオールを任せるな」というところでしょうか。

 

ただ誤解のないように申し上げておくとすれば、他人の意見を一切無視しろ、という意味ではありません。

自分よりも知見のある人の意見は尊重すべきでしょうし、自らの独断だけで全てがうまくいくということでもないでしょう。

言わんとすることは、これまでの一定の安定的な社会構造が崩れている以上、最終的な意思決定の優劣は既存の枠組みだけで捉えられるものではなく、これまでに比べて1つ1つの意思決定の重要性が高まっているため、自らが道を切り開かなければならない時代になることは確実でしょう。

 

その中で自ら渦を巻いた者は、頭一つどころか天下統一、今でいえばプラットフォームを築くことも可能となります。

古くは「治世の能臣、乱世の奸雄」と評された曹操がいるように、ルールの変わり目をとらまえて踏み込んでいける人が大きく伸びることを歴史は証明しています。

かく言う私(荒木)もこのことは非常に強く意識しており、様々な取り組みを行っています。
すなわち、リアルでの対面が減少することが想定されるため、これまでになかった弁護士業務におけるオンラインサービスの拡充を図ったり、これから来るべき会社の統廃合の流れに向けてM&Aのネットワークの構築を進めていたり、時代に即応し、リードしようと準備を進めています。

実際にプラットフォームを獲得することができるかは置くとしても、ひとまずは「渦に巻かれるよりも、自ら渦を巻く」という視点で物事を見ると、これまでにはなかった展開としてのこの時代が見えてくるのではないでしょうか。