こんにちは、荒木でございます。
今日は朝から読書の一日です。
さて、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
という言葉があります。
どなたもご存知かと思いますが、
「熱いものも、飲みこんでしまえば
その熱さを忘れてしまう。 転じて、
苦しい経験も、過ぎ去ってしまえば
その苦しさを忘れてしまう。」という
意味です(goo辞書より引用)。
今回のコロナ騒動も徐々に
落ち着いてきて、平常化の流れも
できつつあります。
まさしく「喉元過ぎ」ている段階に
あるといえます。
感染者数0の日が1週間も続けば
誰しも平常化したものと思い、
これだけ騒いでいたコロナのことも
1年もすれば忘れてしまうのかも
知れません。
しかし、今回の騒動では様々な
教訓が得られたことと思います。
例えば、人と会うことの意義、
買占めの是非について、政府による
補助がどの程度のものか、
経済的に打撃を受けるのが
どのような業種業態であるか、
日本人の倫理観とはなにか、
等々です。
特に誰しもが思い知らされたはず
なのが「備えの大切さ」ではない
でしょうか。
今回の騒動ではマスクや消毒液の
備蓄の不足が顕在化し、医療現場では
人工呼吸器や防護服の不足が指摘され、
経済面では小規模事業者の資金的な
脆弱性があらわになったことが
指摘されます。
本当に困った人からすれば
「あのときに備えておけば…。」と
いうことが必ず1つや2つは
あったはずです。
かく言う私は、1年半前の北海道
胆振東部地震の後に備えの必要性を
痛感してマスクを多めに備蓄していた
関係で、いまだにそのときに買った
マスクが残っています
(あと数枚になってしまいましたが。)。
こんな程度のことでも、備えをして
おけば、例えば朝早くからドラッグ
ストアに並ぶ必要もなくなるわけです。
今回のコロナ騒動に関しても、
買占めが起こる前から、備蓄の必要性を
このブログでも書いていました。
さらに、コロナとは全く関係ないこと
ですが、別のリスクも想定して、
脱出用ロープ、防犯用の刺又、非常用
トイレの凝固剤、消火器など、防災防犯
グッズを新たに買い足しました。
こんな程度のことですが、確実に未来に
対する安心感は高まっています。
こう考えてみると、法律問題も全く
同じように考えられます。
法律問題が起こり、弁護士の力を借りて
処理が完了し、「あぁやれやれ!」と
腰を下ろしてしまったのでは、
次のリスクを防ぐことはできません。
できることであれば、何もない
平時から法律問題の芽を摘んで
いくことが重要ですし、
平時からが難しければこのような
コロナの問題が起こったのをきっかけに
将来の安心ということを考え、
脱出用ロープ、防犯用の刺又、非常用
トイレの凝固剤、消火器などを買うような
感覚で法律問題にも思いを致して予め
対処すべきでしょう。
コロナの問題が起こってしまったのは
止むを得ないことですが、それをいかに
有効活用するかはそれぞれの想像力と
実行力に委ねられているのでは
ないでしょうか。