投稿日:2020年05月05日

【札幌 弁護士コラム】現代社会は不良馬場?:やることやれば大差勝ちできる世の中

おはようございます、荒木でございます。

 

昨日は朝からwebサイト強化のため、

ライティングをお願いする方とのweb会議、

アルコール除菌剤の調達、自宅作業のための

オフィスチェアの選定など。

テレワークの一斉開始でオフィスチェアも

品薄になっていることを知りました。

 

さて、このコロナで停滞している世間を

見ていますと、さながら不良馬場での

競馬を見ているようにも思われてきます。

競馬に詳しくない方はあまりイメージ

できないかもしれませんが、

不良馬場というのは、レースの当日や

前日などに大雨が降ることによって、

馬場(コース)が水浸しになって

馬が走りにくくなった状態をいいます。

このような状態になると、当然、

馬は速く走れなくなりますし、

騎手も嫌がるような状態になります。

 

あまりにひどい状態だと、時には

このような事態にもなってしまいます。

 

<2015年7月6日大井競馬第6R>

https://www.youtube.com/watch?v=OJQ4YwlOyKQ

 

これはとりわけひどいレースで、

残念ながら1頭が予後不良(死亡)に

なってしまったという

痛ましいレースです。

現在の経済情勢はこれに等しいような状態に

なっているのではないでしょうか。

 

それというのも、

経済の全体的な停滞

=全体に時計のかかる馬場状態、

倒産する企業の発生

=競争中止する馬の発生、

企業成長への意欲減退

=追っても加速しない馬、

といったアナロジーが見られます。

しかし、ここで見落としては

いけないのが、「ゴール時点での

着差は極めて大きくなっている」、

ということです。

(動画では全部見られませんが、

ゴール前の映像で大差がついているのが

お分りになると思います。)

 

このようにいくら経済が全体に沈んでも、

脱落する企業が多数出てきたとしても、

やることをやっている企業は

悪い状況なりに伸びてきているのです。

その結果として他が脱落していくことで、

最終的には大差の勝利を実現する

ことができるといえます。

 

周囲がどんな状況であろうと

自らがやるべきことを見据え、

それを愚直に実行する。

 

このことに勝ることはありません。

 

そして、「やるべきこと」とは何か、

という視点に立った場合、BCP

(事業継続計画)に思いを致さざるを

得ません。

これは日々の財務体質の改善、

コンプライアンス体制の確立など、

地道な努力によってしか実現できない

ものであるといえます。

その意味で日々の法務対応の体制確立と

いった視点も忘れてはならないもの

であるといえます。