投稿日:2020年04月10日

【札幌 弁護士コラム】お金の位置づけを考えてみる

おはようございます、荒木でございます。

 

昨日は新規労働案件のご相談、裁判期日、

事業承継のご相談という一日でした。

コロナウイルスの影響が取り沙汰される

毎日ですが、当事務所は特段の

影響なく慌ただしく営業しております。

 

最近、結構な規模で資産をお持ちの方の

話を聞いたりする機会が多くなって

います。

私(荒木)は、さしたる資産を持って

いないので、異世界の話として

お聞きしているわけですが、

それはそれで様々な学びがあります。

 

ここで1つ立ち止まって考えなければ

ならないのが、お金の位置づけ

というものです。

よくやってしまうのが、

短絡的にお金持ちになることを

最上位の目標に置いてしまうことです。

 

食事にせよ、家にせよ、車にせよ、

遊びにせよ、お金持ちならではの

きらびやかな世界を見せられると

ついついそちらの世界が輝いて

見えるものです。

しかし、そういった世界へのあこがれ

だけでは簡単にお金持ちになるための

行動原理として落ちてきませんし、

結果として簡単に実りません。

「お金持ちになりたい」、

ということであれば、その前提に

「なぜお金持ちになりたいのか」

という理由が必要なはずですが、

そこがすっぽりと抜け落ちてしまって

いると、動機付けとしてはあやふやな

ものになってしまいます。

 

しかし、一方で手段としてのお金の

意味は小さくありません。

お金がなければお金持ちのコミュニティに

入っていく権利を得られませんし、

学びを得るためにも通行手形としての

お金は必要なわけです。

そのような手段としての意味において

お金は非常に大切なものであることは

疑いようがありません。

 

この目的と手段の関係をいかに理解すか

によって、人の行動原理は大きく

変わります。

どの部分にお金を位置付けるかは

人それぞれでしょうが、自らにとって

ベストマッチを探そうと思うので

あれば多くのロールモデルを見ておく

必要があるでしょう。