こんばんは、荒木でございます。
今日は朝から裁判のweb期日、
北海道M&A協会のお客様対応、
顧問先様のご相談、夜は
司法修習生との会食でした。
最近、ほぼ毎日のように新件を
受任しており、充実しております!
さて、今日は司法修習生との
会食でした。
司法修習生とは、司法試験に合格した
後の身分で、準国家公務員として
法曹界の勉強をするという身分です。
1年間、裁判所、検察庁、弁護士の
事務所などで研修を受けて法曹の
道を歩んでいきます。
私も11年前にこの立場にありましたが、
一言でいうなれば、
「ようやく社会への第一歩を踏み出した」
といったのが実感だったような気がします。
それというのも司法試験の受験生と
いうのはひたすらに籠って勉強する
というのが本懐だったわけであり、
外に出ていくような機会がないのが
通常だからです。
そのため、初めて外部の世界と触れるのが
司法修習に入ってから、ということが
いえます。
今日来られた司法修習生のうちお一人は
もう何度もお会いしているのですが、
もうお一人は初対面の方でした。
色々とご質問を頂きましたが、その中で、
「司法修習期間中に何をやれば
いいですか。」
というお決まりのものを頂きました。
これに対する私の回答というのは、
恐縮ながら
「それは知らんよー。」
というものです。笑
といいつつも少しでもお役に立とうという
回答のやり方があります。
それというのは、
「色々な人と会って話すことです。」
ということです。
もちろん、今のご時世ではそのような
ことでさえ容易ではないのでしょうが、
慣れてくれば人と会うことは
負担でもなんでもなくなってきます。
その一方で司法修習生が、外部の人と
会うということは容易ではありません。
なぜならば相手にとって司法修習生と
会うべき理由が容易に定まらない
からです。
そのような中で、会いたい人と
会おうとして頑張る司法修習生は
応援したくならざるを得ません。
ハングリー精神を持ちつつ、
手段を尽くさなければ人と会えない
状況の中で、いかにして新しい世界を
見つめようかと奮闘する姿に
感動を覚えるからです。
司法修習生度というのはドライな
見方をすれば、単なる法曹養成の
仕組みに過ぎません。
しかし、その中で、
一人一人を見抜くとすれば
人と会おうとする行動を起こすのは
何らかの行動の胎動に見える部分も
あります。
司法修習生という立場において
何らかのチャレンジを行おうとする
積極的な立場には、
自分にはない何かを感じることも
少なくありません。