投稿日:2020年04月07日

【札幌 弁護士コラム】困難な時代だからこそ「仕事の報酬とは何か」に思いを致してみる

おはようございます、荒木でございます。

 

昨日は新規のご相談の後、スタッフとの

ミーティング、裁判の期日、夜は

調剤薬局業界の方との会食でした。

昨日は1日で2件の顧問契約の

ご予約を頂きました。

 

さて、いつも考えているのが

「仕事の報酬とは何だろう?」

ということです。

 

弁護士業をしていると、基本的には

案件ごとに着手金と成功報酬を頂く

ことになっています。

ここでの報酬は、わかりやすく言うなれば

手間賃的なところと、

利益のおすそ分け的なところが

混在しているといえます。

このように表面的に見るとすれば、

金銭的な報酬とはこのどちらかに

分類されることが大半だと思われます。

 

しかし、事業を継続する上での報酬は

金銭的なものだけではありません。

むしろ、金銭的なものというのは

報酬のごく一部でしかなく、

本来的な仕事の報酬というのは

大変に多様なものであるはずです。

 

すなわち、

実務を進めることで様々なノウハウが

得られるわけですし、

新しく触れる業界であればその業界の

業界慣行がわかるわけですし、

仕事相手との人間関係が構築できる

わけですし、

人間関係のできた人から考え方や

意思決定基準を知ることができる

わけですし、

仕事がうまく行って褒められれば

自己重要感が高められるわけです。

 

この他にも仕事からの報酬というのは

人それぞれなのでしょうが、

単に金銭的なものだけではないはずです。

「最近は」というと語弊があるかも

知れませんが、どうも報酬に対しての

認識が短絡的に金銭的なものだと

いう風潮が強いように思われます。

 

新型コロナの影響で業績が芳しくない

事業者も多く出ていることとは

思いますが、こういった時にこそ

「仕事の報酬とは何か」に

思いを致してみてはいかがでしょうか。