投稿日:2020年03月25日

【札幌 弁護士コラム】飲み会で学ぶ意思決定基準:オープンな情報とクローズドな情報の切り分けとは

こんにちは、荒木でございます。

 

今日は、つなぐ相続アドバイザーズと

北海道M&A協会の打合せでした。

経済が停滞しているご時世であればこそ、

経済が動き出した時期を捉えて動き

出すべく粛々と準備を進めております。

 

さて、世の中にはオープンな情報と

クローズドな情報が存在します。

普通に生活している分にはオープンな

話のみで基本的に事足りるわけですが、

経営者など、こと情報に敏感な方で

あればクローズドな情報にこそ価値が

あるものと考える方も少なく

ありません。

 

かくいう私(荒木)においても、

案件の中身の情報はもちろんクローズド

ですし、このブログである程度の部分

までを書いてはいますが、ここに

書けないような話も数多くあります。

例えば、

「○○さんと××さんは、実は△△な

関係である」とか、

「□□社の☆☆さんは、実は◎◎を

やっている」とか、

そんなプチ情報も数多く持っています

(別に艶っぽい話ではないですが。笑)。

そして、このようなクローズドな情報

こそがビジネスにおいては最も役に立つ

ことも明らかであるといえます。

 

その最たるものがM&Aの情報です。

特に売り情報というのは、一旦、漏洩

してしまうとその会社に対する打撃が

極めて大きい場合もあり、M&Aに

関わるものとしては絶対にクローズドに

しなければならないものと

されています。

 

しかし、このようなクローズドな情報が

重要であるという感覚が一般的か

というとそうではありません。

むしろ、これまでは個々人単位であった

情報がSNS等を通じて流通し始めると

ともに、情報に触れる量も爆発的に

増えている現代において、

「情報は皆の共通認識である

(他の人が知らないことはない)」

という感覚が広まってきているように

思われます。

 

私(荒木)が日々、情報交換会

(≒飲み会)を行っているのも、

このクローズドな情報を得ることが

際たる目的であるといって過言では

ありません(決して酒を飲むことが

目的ではありません。笑)。

 

そうであるからこそ、

オープンな情報とクローズドな情報を

切り分け、うまく使い分けるとともに、

どこまでを発信していくかを意識する

という技術は、今後、ますます重要な

ものとして扱われるようになるのでは

ないでしょうか。