投稿日:2020年03月05日

【札幌 弁護士コラム】「グダグダ言わない」ことの大切さ

こんばんは、荒木でございます。

 

今日は朝から監査役を務める

土屋ホールディングスでの会計監査人の

報告聴取、北海道M&A協会の会員の

ご案内、新しい事務スタッフ候補者の

面接、それらの間に裁判所に提出する

書面のドラフトなど。

おかげ様で新しい事務スタッフが決まる

見込です^_^

 

さて、最近よく思うのは

「グダグダ言わない」

ということの大切さです。

 

ことビジネスにおいては、とかく

効率性が求められる世の中になりました。

効率性というと自分がいかに無駄なく

仕事を進められるか、という観点を

持つものであり、それが間違いという

わけではないですが、相手の時間を

いかに大切にできるかが実は

求められています。

自分の時間を大切にしてくれる相手とは

進んでビジネスをしたくなるものであり、

ビジネスの輪を広げられる大きな要因に

なるからです。

 

また、同様に相手の認知能力を大切に

することができるのも大きな能力で

あるといえます。

 

これらは、例えば、

・すぐにレスポンスをする

・端的に用件を伝えられる

・先回りして準備をする

・報連相がきちんとできる

・相手が気付かないリスクを見る

・平易な言葉で説明をする

・記録をきちんと残す

といったようなことです。

思いつくままに7つほど挙げて

みましたが、この7つでもきちんと

できれば相当なビジネススキルが

あるといっていいと思われます。

 

これに対して、いわゆるできない人は

「グダグダ言う」

ということをやってしまいがちです。

これは上記のことと真逆のことであり、

・文句を言って肝心な対応が遅い

・用件以外のことが多い

・過ぎたことにばかり目を向ける

・報連相にならない

・リスクに目を向けないことに言い訳する

・わかりにくい言葉を使う

・うまく書面にまとめられない

といったことにつながります。

 

「グダグダ言わない」ことを

実践するためにはマインドと能力が

必要になります。

 

まず、マインドとしては目的意識を持ち、

やるべきことを明確に定める必要が

あります。

それが明確になっていないのであれば、

自分の中ですら向いていく方向が

定まっていないことになり、

何らかの条件ばかりを探そうと

してしまいます。

 

また、能力としては、目的に沿った

手段を素早く見つけ、それを集めて、

実行するだけの知識や技術といった

ものが必要になります。

これがなければ実行がおぼつかなくなり

実行できなかったことに対する

言い訳が口を衝いて出てくるように

なります。

 

「グダグダ言わない」ということは、

一見簡単に見えますが、これを実現し、

それを継続することは容易なこと

ではありません。

「グダグダ言わない」ようにするため、

まずは、「グダグダ言っている自分」を

直視し、グダグダ言っていることを

見つめ直して反省するところから

始めることが肝要なのでは

ないでしょうか。