おはようございます、荒木でございます。
昨日はM&A関係のアライアンスの打合せ、
顧問先様のご相談、裁判所の期日をこなし、
夜は日本酒会でした。
さて、たまにご依頼であるのですが、
「いいようにやって下さい。」
といわれることがあります。
しかし、このご希望には、
実は困ってしまうことが多々あります。
それというのも、依頼者の方が考える
目的像と、私(荒木)が考える目的像は
一致していないからです。
例えば、紛争案件を例に挙げても、
いかに多くのお金がもらえるか、
いかに早く案件を終結させるか、
いかに相手方との関係を維持するか、
いかに労力を少なくするか、
いかに精神的負担を緩和するか、
といったように様々なパラメータが
あるわけです。
それぞれのパラメータのうちで
何を重視するかについては依頼者の
方に決めて頂かなければならず、
弁護士のほうでは決めかねてしまう
のが通常です。
このようなことは一事が万事であり、
弁護士にどのように進めてほしいのか
決められないようであれば、日常の
意思決定もできないということに
なってしまいます。
本来的に人であれ、企業であれ、
日々活動する以上は何らかの
目標や目的意識が存在しなければ
ならないはずです。
目標や目的意識があれば、自ずと
意思決定基準が決められるのであり、
弁護士にオーダーする内容も
決まってくるはずです。
意思決定ができなくて困る、
優柔不断で困る、
という方は度、目標設定を
見直してみてはいかがでしょうか。