投稿日:2020年02月26日

【札幌 弁護士コラム】新型コロナウィルスの流行に思う:未知のものに向き合う姿勢の重要性

おはようございます、荒木でございます。

 

昨日は、北海道M&A協会の打合せ、

人生初のWEB会議での裁判の期日、

M&A個別案件の打合せがありました。

夜は大学の研究倫理委員会の予定

でしたが、コロナウィルスの影響で

中止になってしまいました。

その代わりに食事をしながら新規の

法律相談を受けました。

 

昨日は新型コロナウィルスの影響で

会議、会合、飲み会などの中止連絡が

相次いできました。

あまりこのようなことを言うと

批判を浴びそうですが、私(荒木)

自身はあまり過剰に反応すべき

ではないと思っています。

 

例えばインフルエンザの今年の

感染者数のピークは78.5万人。

インフルエンザの致死率は0.1%と

されています。

年間の死亡者数は3000人以上です。

 

一方で新型コロナウィルスの感染

確認者数は直近の値で約1500人

(クルーズ船乗船者含む。)。

死亡者数はまだ数名といった

状況です。

 

このような客観的な数字を前にしても

インフルエンザよりも新型コロナ

ウィルスのほうが恐れられている

という状況があるわけです。

その理由は何なのか、思いを致す

必要があるのではないでしょうか。

 

一つの仮説としては、新型コロナ

ウィルスが未知のものであり、

今後、どの程度ような感染の拡大を

見せるのか不明であることが

挙げられます。

また、治療法が確立しておらず、

治せないのではないか、という

不安があることも挙げられます。

 

新型コロナウィルスに関しては

私(荒木)は素人ですので、

具体的にどうするべきか語る資格は

ありませんが、抽象度を上げると

すれば、

「未知のものにいかに向き合うか」

という命題に行きつくように

思います。

 

新型コロナウィルスだけではなく、

将来、どうなってしまうか見通せない

ことは無数に存在します。

そうであるがゆえに私(荒木)は、

法律問題に関して見通しを示して

ほしいとしてご相談を頂くわけです。

 

しかし、いかに専門家であっても、

いかにその道に精通した人であっても、

見通せないことはやはり無数にあります。

 

そうであるとすると、未知のものに

対して向き合う姿勢を整えて

おくよりありません。

そのような姿勢の確立なしに、

未知のものにぶつかっては

右往左往する、というのでは

一向に未来は開けてこないわけです。

 

未知のものに向き合う姿勢、というのは

言い換えれば意思決定基準ということに

なります。

例えば、「わからないことがあれば

最悪を想定して行動する」という

基準だったり、「リスクを評価して

○%以上の確率であれば中止する」

という基準だったりします。

 

新型コロナウィルスの問題は

大きな問題に発展する可能性も

ありますが、毎日ニュースに

踊らされるのではなく、

まずは基本的な姿勢に思いを致して

みてはどうでしょうか。