こんばんは、荒木でございます。
昨日は、朝から仙台地裁とのweb
会議のリハーサル、私が社外監査役を
務める土屋ホールディングスの子会社
である土屋ホームへの業務提携の調整、
司法修習生の面接、それらの合間の
業務処理多数、と盛りだくさんでした。
さて、ビジネスにおいて汎用性を
発揮するか、専門性を発揮するかは、
非常に大きな問題だといえます。
汎用性が高いということは万人に
受け入れられる余地がある反面、
誰でも業務ができるということであり、
競合が多くなってしまいます。
一方で、専門性が高いということは、
一部の人には大いに歓迎される反面、
顧客数は頭打ちになってしまいます。
もちろん、多くのビジネスは、
どちらかに完全に寄ってしまうの
ではなく、その中庸を行くわけ
ですが、どこを狙っていけばいいか
というのは大きな問題です。
一つの指針としては、マーケティング
の話になりますが、顧客ニーズを
問うてみるということがあります。
テストマーケティング的に一旦、
商品やサービスを投下してみて、
顧客の反応を見る手法です。
これをやってみてヒットすれば
さらに多くの資源を投下することが
できますし、ヒットしなければ、
こっそりと(?)退散すれば
いいことになります。
また、テストマーケティングにおいて
重要なのは地域性を見ることではないか
と思います。
それというのも標準的な需要の状況と
いうのは、多くの場合、統計的に算出
されているものであり、ビジネスにおいて
重要なのは販売する地域を特定し、
その地域でビジネスが成立するか
どうかであるといえます。
簡単な話が「タイムマシン経営」的な
もので、他の地域でヒットしたビジネスを
特定の地域で展開することです。
但し、完全なるコピーを投下して良いか
どうかは地域特性によるということです。
例えば、(私の大いなる主観が入りますが)
北海道という地域はコストナーバスな
傾向が強く、高いものは売れず、
安いものが売れる傾向があるようです。
(あくまで肌感覚です。)
仮にそうであるとすれば、高い商品を
販売する会社は、安価なラインナップを
作って行くか、もしくは北海道エリア
から撤退することが合理的な判断で
あるといえます。
あくまでこれは一例ですが、地域特性を
無視したビジネスを大がかりに
展開すると大けがをする可能性まで
あることを意識しておかなければ
なりません。