こんばんは、荒木でございます。
昨日は自分の体のメンテナンスと
交流の機会に充てました。
さて、このブログでも散々、
「意思決定基準が重要だ」
というお話をしてきましたが、
今日も続けます。
意思決定基準は、自分がいかに
行動するかの基準ともなりますが、
自らを躾ける効果も多分に
あるものです。
意思決定基準を設けることにより、
自分を変えさせるような圧力を
自らに与えるという効果があります。
弁護士の仕事というのは、
「お客様に向き合って」
話を聞くという部分が
多く含まれます。
その中で「相手に向き合う能力」
というものを身に付けて
おかなければなりません。
相手との関係性において、
トレードオフの関係、
すなわち自分が得をすれば
相手が損をする、
相手が得をすれば
自分が損をする、
という関係があります。
意思決定においてはこの関係を
意識して、時には
自らが一番不利になる選択肢を
選ぶということが必要に
なる場合もあります。
これをあえてやるとすると、
「自ら損をするルールをつくる」
ということになります。
例えば、私が実践していることで
いうと、
「エレベータお譲り作戦」
というものがあります。
自分がエレベータに乗った場合には、
他の人を先に降ろし
必ず自分が最後に降りるという
ルールです。
これをやると何が起こるかという
ことでいいますと、
我先にと降りることがなくなった、
他の方とのコミュニケーションが
できるようになった、
それより何より譲歩したことで、
何らかの損した気分、というものが
回避できるようになった、
という効用があります。
どんな小さなことでもいいのですが、
このようなルールを作って行けば
徐々に人間関係が円滑になり、
仕事に成果が出てくるのでは
ないでしょうか。
今日は短めに。