投稿日:2020年01月30日

【札幌 弁護士コラム】同窓会での気付き:外的な負荷で身に付く根性と耐性

おはようございます、荒木でございます。

今日は朝6:30の飛行機で東京から札幌に

移動、10:30からM&A関係の打合せ、

午後に訴訟の期日が1件、

夜はIPO予定の会社の役員の方との

会食予定です。

 

さて、昨日は同期の弁護士2人

(いずれも女性)と会食したのですが、
うち1人は大手(四大)法律事務所、

芸能関係で定評のある法律事務所

(最近話題になっているところ)を経て

独立3年目、もう1人は外資系

法律事務所で10年勤務という人です。

私も以前は大手(四大)法律事務所に

おり、9時5時(午前9時から午前5時

まで(笑))で働いていたのでいかに激務を

していたかわかります。

外資系法律事務所も四大法律事務所に

追い付け追い越せとやっているわけ

ですので、やはり楽なものでは

ありません。

しかもこの外資系法律事務所の彼女は

3歳のお子さんの子育てをやり、

平日夜と毎週土日は子育てに

費やされるため、まさしく365日が

仕事といった生活をしています。

 

それぞれ弁護士を10年やっている

わけなのですが、会話をしていて

思ったのが、

「知らず知らずに根性が付いていた」

ということです。

これは何かしら能動的に根性を

育ててきた、というものではなく、

外発的に(やらされることにより)

努力を強制され、巡航速度を上げさせ

られてきたことによるものです。

無理やりにでも巡航速度を上げさせ

られてきたことで、多少の負荷や

ストレスはものともしない耐性を

えることができました。

 

例えば、今日、私は6:30の飛行機に

乗るために4時台に起きています。

昨日は早く寝たかというとそれほど

でもなく12時過ぎになっていました。

これが辛いかどうかというと、

多少の負荷は感じますが、それほど

辛いとも感じません。

それも大手法律事務所時代と比べたら

大したことがないと感じられる

からです。

 

「苦労は買ってでもしろ」

という言葉は今では色あせてしまって

いるのかも知れませんが、苦労した

経験ほど自らを成長させてくれる

ものはありません。

最近は、業務上の負荷がかかって

従業員がやめると、会社が悪いように

言われがちですが、負荷をかけて

くれる外的な存在があることほど

ありがたいことはありません。

 

外的な負荷が巡航速度を上げ、

根性と耐性を身に付けさせてくれる、

このことは疑いようがないと

改めて思った会食でした。